2017年11月24日 配信

11/24(金)「ふなばし子ども食堂ネットワーク」の合同学習会
船橋二和病院精神科科長を招いて発達障害について学ぶ

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事務局の牛垣雅志さん  

 船橋市内にある7つの子ども食堂が7月に「ふなばし子ども食堂ネットワーク」(船橋市浜町1-5-3-107「喫茶五番街」内、TEL 090-8041-1369)を設立し、その設立記念講演として11月23日、船橋市勤労市民センター(船橋市本町4-19-6)で設立記念合同学習会を開催した。

 同ネットワークの構成メンバーは「子どもたちが一人でも来られて安心して食事ができる居場所づくり」を目標として活動している市内の7つの子ども食堂。

 同ネットワークは毎月1回集会を行い、食材の交換や情報、課題の共有などを行っている。9月からはホームページを立ち上げ、ネットワーク全体としての食材提供も呼び掛けている。

 今回の合同学習会には約60人が参加。子ども食堂では、さまざまな個性を持つ子どもたちと接する機会が多い。そこで、知識や理解を深めるために、船橋二和病院精神科科長の戸田治代さんによる「発達障害の種類と特徴、注意点」についての講演。

 その後、および船橋市立習志野台中学校通級指導教室担当主幹教諭の齋藤浩司さんによる「通級指導教室で行われること」についての講演会が開催され、参加者は熱心に耳を傾けた。

 講演会に続いて、各子ども食堂の活動報告が発表された。市内初の子ども食堂であるキタナラ食堂は「実際に貧困や孤食の子が来てくれているのか、必要な子どもに利用してもらえているかという気持ちは常々ありますが、とにかく一人でも多くの子どもたちにこの場所を知ってもらい、くつろげる居場所になれば」と話した。ぞろ目の日が開催日となっている同食堂。「1月1日ももちろんオープンします」と笑顔で話した。

 その他、独自のポイント制度を取り入れたり、工作や英語の教室を同時開催したり、シニア層も気軽に通える工夫をしたりなど、それぞれの子ども食堂が取り組んでいる内容や日頃の課題が発表された。

 月に1回の集会は各食堂の代表のみが参加しているので、各食堂の代表以外のメンバー同士が顔を合わせるのは今回が初となる。「今日はそれぞれのメンバーがお互いに情報交換をする場になればと思っています。地域や学校と連携しながら子ども食堂の活動を行っていきたい」と、同事務局の牛垣雅志さん。

参加団体は下記の通り。詳細はホームページ(http://funabashi-kodomoshokudou-nw.org/)にて。

・キタナラ子ども食堂(船橋市習志野台5-7-16「カフェウフ」内)
 開催は毎月ぞろ目の日・17時~19時

・凛童舎シニア&子ども食堂(船橋市前原東2-19-2 岡本歯科ビル3階)
 開催は毎月第2・4金曜日・18時~19時

・おむすび食堂(高根台エリア)
 開催は毎月第4日曜日・12時~なくなり次第終了

・かいじん子ども食堂(船橋市海神3-23-63「船橋聖書バプテスト教会」内)
 開催は毎月第1土曜日10時半~13時

・子ども食堂こっこ(船橋市本町1-5-3-107「喫茶五番街」内」
 開催は毎月1回、日曜日12時~15時

・食べる応援6年4組(船橋市内福祉施設)
 不定期開催

・カカワリ食堂(船橋市本町エリアの飲食店、現在4店舗)
 開催は毎日、いずれかの店舗で17時~19時

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  おむすび食堂  
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キタナラ食堂 かいじんこども食堂  
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子ども食堂こっこ カカワリ食堂  
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食べる応援6年4組    
     
     

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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