2015年12月01日 配信
201512_watashitoshigoto01.jpg 小林 文子さん

プロフィール

1948年 鹿児島県に生まれる
19・・年 船橋に移住
19・・年 介護、福祉分野の資格を取得しながらボランティアに携わる
2013年 11月31日 会社設立

HONDAの福祉車両や電動カート、発電機などをはじめ、福祉・介護用品を広く取り扱う同社。全ての業務を一人でこなしている代表の小林文子さん。
幼少の頃から好奇心旺盛で活動的だった小林さん。社会人になると、特に興味のあったOA機器やプログラム、車に携わる会社に勤務していた。「千葉船橋ボランティア」や民生委員の活動に加え、介護ヘルパー2級や福祉用具専門相談員の資格取得と、福祉にも携わる毎日を過ごした。
しかし約8年前、子宮頸がんになり全摘出。その後腰・・・・も発症し一時は動くことが困難な状態に。さらに右肩鍵盤断裂と大きなケガが襲った。愛犬の介護のためリハビリでごまかしていたが、愛犬が天国に旅立ったことと、そろそろ限界だよと医者に言われたことで手術を受けたのが小林さんの転機となる。
「体が不自由な人や障がいを持つ人が、楽しく外出できるような仕事がしたい」という思いはずっと頭にあり、起業を決めたのは、手術後の麻酔が切れたときだという。「激痛の中、『今が立ち上げる時、退院したら絶対にやる』と決心しました」と小林さん。退院後、約2カ月で会社を立ち上げ、7カ月で軌道に乗せた。会社名は、愛犬の名前「マックス」と犬種の「ケリーブルテリア」から。命を大切にして絆をつなげたいという意味も込められている。
現在扱っている商品は、自身の経験から利用者の目線にたちセレクト。「昔、三輪の電動カートを試乗した際、いいなと思ったけれど乗っていて怖かった」と小林さん。四輪車の電動カートや福祉車両も取り扱っており、無料の試乗会も行う。「安心で安全なのは絶対、あとは簡単でオシャレで、外出が楽しくなるものがいい」と話す。
今後の展望は、お茶スペースを設け、地域の人が気軽に集まれる場所を作ること。「家にこもるとますます介護が増えてしまう。介護する人もされる人もみんなが共に助け合い楽しめたら」と小林さんは笑顔で話した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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