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◆海老川を中心に、多種多様な生物が生息する船橋市
現在、多くの水生動物が生息し、鳥たちが集う「海老川」だが、昭和30年代以降の急速な都市化で、一時期は川から生物の姿が消えてしまった事があるという。海老川の汚染の進行・流状の変化は流域の頻発する洪水をもたらし、そこに生息する生物にも影響を与えてしまったのだ。海老川だけでなく、北谷津川や貝塚川沿いの水田も市街地化され、豊かな自然の一部が失われた。
しかし、昭和46年(1971年)10月の台風による海老川氾濫がきっかけで「海老川災害対策協議会」が発足。水害被害のみならず、ヘドロや異臭を放つ川を、かつての魚の群れが泳ぐ清流に戻すための活動が行われた。
その結果、最近ではコイやアユなどの魚や、ウナギ、鷺、カメやザリガニ達もまた生息する姿が見られ始めている。
「昔の海老川は泳げるくらい綺麗な川でした。次世代の子ども達に、自分たちの故郷を守る為の活動をもっと知ってもらいたいと思います」と、NPO法人環境を考える市民の会理事長の鷲見さんは語る。
海老川だけでなく、環境保全活動は各地で広がっており、これからの季節に触れ合える河川の生き物とのイベントも。是非、ご家族で出かけてみてはいかがだろうか?
▼海老川に住む魚 6種類
◆幻想的な「光」で夜を彩るホタル観賞。
船橋市でも、ホタルが見られる場所が多数存在する。なかでも家族で手軽にホタルの 鑑賞ができるのは船橋市運動公園「ホタルの里」だ。毎年5 月下旬から6 月頭にかけて無料開放する同施設。昨年も初日から大盛況で、最終日の30 日は900 人を超す人がホタル観賞に訪れたという。 |
暗闇の中を飛ぶホタルの光の形跡を追った写真。夜を彩るホタルを間近で観察してみは? |
◆船橋市運動公園「ホタルの里」無料開放 【5月28日(火)~6月2日(日)】
会場 | 船橋市運動公園「ホタルの里」 |
時間 | 19:30~21:00 ※雨天中止 |
問い合わせ | 047-438-4461 |
◆御瀧不動尊で「ホタルプロジェクト」 ~ヘイケボタルの自生を願って~ 御滝不動尊内の湧き水を源流とする「せせらぎ」にホタルを自生させようとする取り組み「ホタルプロジェクト」。 |
◆スカウト作の竿を持っていざ、ザリガニ釣り大会!
船橋市内では海老川を中心に生息するザリガニ。今年は、毎年ボーイスカウト第12 団が行っている「ザリガニ釣り」を、MyFuna 編集部とコラボで開催。ボーイスカウトおすすめの釣り場で、誰が一番多くのザリガニを釣れるか競います。参加者全員に、スカウトから記念のプレゼント進呈も。 |
誰が一番多く釣れるかな? |
◆ザリガニ釣り大会 【6月2日(日)】【要申込】
集合場所 | 9時30分に青少年キャンプ場・研修棟さざんかの家 駐車場 |
会場 | 北部清掃工場裏の小川 |
対象 |
未就学児童~小学生 |
持ち物 | 汚れても大丈夫な服・バケツ |
定員 | 20名 |
申込締切 | 5月31日(金) |
申込・問合せ | MyFuna編集部 047-421-1777 |
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください