2009年03月01日 配信
急速な埋め立ての代償で、東京湾は干潟を始めとする多くの自然環境を失った。東京湾の天然資源の保護や海辺の風景の美観などを活動に掲げるベイライン・アソシエイツ。湾岸の町・船橋ならではのNPOだ。
NPO法人 ベイライン・アソシエイツ
船橋市湊町1-14-17
TEL 047-425-1000
東京湾の景観と大切な資源を次世代に伝える活動を行う
「戦後、東京湾は大いに疲弊しました。湾岸の船橋に住む私達が、そんな東京湾の存在と現状を多くの人に知ってもらい、次世代にかけがえのない天然資源を引き継ぎたいとこのNPO団体を立ち上げたのです」
と語る代表の大野一敏さん。1月始めの一日、大野さんが教鞭をとる東邦大学の学生達に三番瀬を見せる実地イベントが行われた。
「海から陸地を見て、護岸だらけ東京湾の姿がいかにひどいものかを実感してもらうことが大切なのです」
と大野さん。三番瀬にボートを停め、水深を測ったり、海苔網や棲息する魚介類の話をしたりと貴重な実地授業を行った。大学では大野さんの保健環境論を真剣に学んでいるだけあり学生達は皆、興味津々。帰港してから三番瀬で穫れたビノス貝のープを味わいながら、「授業で習ったとおり、東京湾にいかに干潟や砂浜がないかを理解できた」
と口々に感想を述べていた。
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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