船橋市内中央を流れる唯一の川、
海老川水系は昔から船橋の命を支えてきた水。
海老川とその支流である長津川沿いに置かれた十四の福像を訪ね、
ふるさとの川と自然に想いをめぐらしてみよう。
老川は高根町付近を水源として、船橋市内を南に流れて東京湾に注ぐ。
水源地から河口まで僅かに8kmほどの川だ。
一時は汚染が進んだが、船橋の自然を愛する人達の努力で少しづつ
昔の水質を取り戻しつつある。
海老川という名前も手長海老が多く生息したことから名が付いたという説もあり、
昔はどじょうや鰻、しじみ等の生物がたくさん棲むきれいな川だった。
海老川とその支流である長津川沿いには、「NPO 環境を考える市民の会」の
もと船橋市民の基金によって設立された十四福像のモニュメントが置かれている。
著名な漫画家の牧野圭一氏のデザインによる福像達は海老川水系の生態系の回復や
船橋市民の健康を願うために作られたもの。
十四福像をめぐるコースは全長で約15km。
散策というには少し長いかもしれないが、一日で全て歩くことなはい。
気分が向いた時にふらりと訪れて何回かに分けて福像を訪ねてみよう。
川沿いにはボードウォークが敷かれたり、ベンチが置かれたりと整備が行き届き、
春夏秋冬、季節を彩る花々や野鳥の姿を眺めながら気持ち良く散策を楽しむことが
できる。特に川沿いに植えられた桜の満開時は圧巻の美しさだ。
毎年10月の第一日曜日に「福像巡りウォーキング」が「NPO 環境を考える市民の会」
の主催のもと開催されるので家族で参加してみるのも良いだろう。
●海老川・長津川十四福像●
≈福像巡り≈
散策フォトギャラリー
NPO 環境を考える市民の会
047-465-7790(菊池迄)
「力を合わせて明るい町づくり」を掲げ、「水はキレイに美しく」
「呼び戻そう故郷の自然を」「市民みんなが主役です」の3つをテーマとして
諸活動を行っている。
右から理事長の鷲見千代子さん、副理事長の相澤友夫さんと内海幸子さん
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください