2014年06月28日 配信

ども、演出です。

さて、

突然の告白ですが、

最近、

十夢の芝居が面白くありません。

理由は一言で言うと「サボり」、ですかね。

前回の芝居で培ったはずの知識や技術、そして何より「十夢の役者が持つべき責任」を忘れているからです。

練習中の演技を見ていて、何処か自分本位。

役者各々が考えてきた動きや台詞も、「これ、面白いでしょ?」という押し付けが感じられます。

見ているコチラは全然面白くも何ともないのに。

勿論、自宅で考えてくる事は大切です。

そういう練習をしたいと思っていました。

ですが、

考えた役者が、考えた動きや台詞を、「正解」にすべきではありません。

それが正解かどうかを判断するのは演出の仕事です。

演出はお客座目線で練習を見ているのですから。

なので、新人には必ず「まず俺(演出)を見ろ」と、言っています。

演出に才能がない、嫌い、従えない、と思うのなら、十夢に入って役者をやるのは地獄以上の地獄だと思うからです。

芝居って、

もうね、ある意味「息の長い王様ゲーム」をやるようなもんです。

王様(演出)の言うことは・・・!?

絶対!!

なんです。

なんたって「演出は神である」って詠ってるくらいですから。

怖いでしょ?怖いよね。

でも、

十夢にはオイラが暴走したらストップしてくれる二人の「絶対神」がいます。

団長と副団長。

オイラは、勿論、最終的には二人の判断に従います。

それが組織というものです。

基本、やりたいようにやらせてくれますけどね。

そして、

今、在籍している役者はオイラを信用してくれていますから、その信用を無くすのが怖いので、オイラもオイラで真剣に取り組みますけどね。

全ては、お客様に満足して頂くために。

そして、

どんなに苦しくても、我慢しても、最終的には、役者の満足とは、お客様の満足でしょうから。

な、はずなのに、最近の役者の手の抜き様は少々イライラさせられます。

台詞覚えは、先々週に比べればかなり入った方ではないでしょうか。

家でちゃんとやってくれていることは伝わります。

んが、

イマジネーションが全然足りてない。

シーンが分かってない。

芝居の方向性を理解していない。

テンションが低い。

大きな声を出さない。

総合して、

本質的じゃない

のです。

こりゃ〜十夢の役者じゃないぜよ。

いかんぜよ。

前記した事を、オイラが教えた事がないならオイラの責任です。

そりゃそうです。

でも、説明しましたし、エチュードなんかで実践させましたし、その後も分からないなら質問しなさいと再三言って来ました。

個人練習もやります、と。

勿論、オイラの伝え方や手法が適切では無かったのかもしれません。

ですから、いろいろ違う方法でアプローチもしました。

でもですね、

役者に上手くなろう、より良い芝居を作ろう、という「意志」が無ければオイラがどんなに手法をかえて説明しても意味が無いと思うんですよね。

オイラが芝居を作る上で一番嫌いな事があります。

それは、

ふり。( ; ゜Д゜)

泣いているふり。

怒っているふり。

驚いているふり。

そういうのが大嫌いです。

そんな事では、絶対に伝わる芝居は出来ません。

ここで一つ、例題を出しましょう。

舞台上に二人の男。
一人の男が、もう一人の男の襟首を掴んでいる。

男A 「テメェ、金出せって言ってんだろ!」
男B 「勘弁して下さい。さっき渡したので全部です。」
男A 「嘘付くんじゃねぇよ!たった千円しか持ってないって有り得ねぇだろ!」

上手から一人入ってくる。(男でも女でも可)
二人がもみ合っていることに気付く。

男A 「じゃあお前、ジャンプしてみろよ。」
男B 「え?」
男A 「えじゃねぇよ。飛んでみろって。金の音がしたら分かってんだろうな。」
男B 「そこまでするんですか?」
男A 「いーから、飛んでみろって!」

男B、ジャンプする。
チャリンという音。

男A 「オイ!今チャリンって音したろ!」
男B 「違いますよ、鍵です。鍵の音です!」

という台本があったとします。

そして、アナタの役は、途中から出てきた二人を見る役です。

どんな演技をしますか?

台詞が無い以上、その人物がどういう人かは想像するしかありません。

もしくは、自分で作るしかありません。

正義感が強かったら怒った表情をする事でしょう。

気の小さい人だったら自分に気付かないように気配を消すかもしれません。

薄情だけど野次馬根性のある人なら、一度通り越し、離れた所まで移動して振り向いて見物する事でしょう。

もしくは、

そんな事に構ってられないくらい急ぎの用があれば、さっさと立ち去ると思います。

4つのタイプは、絶対に顔の表情が違うはずです。

ですが、今、十夢の役者が演じている芝居は違いが無いんです。

目的がないから、目的が分かってないから、何となく台詞が言わんとしている言い回しをして流しているのです。

大切なのは役の背景です。

オイラは何度も「動機を作りなさい」と言っています。

それがないと、演技に説得力が無いから。

では、

視点を分かりやすい方にかえて、実際に台詞のやり取りをする二人にしてみましょう。

男Aが強請をしているシーンです。

動機は?

重要なのはココです。

アナタならどんな動機を考えますか?

例えば、遊ぶ金欲しさの強請なら、単なるチンピラです。

大声出して脅し、弱いものを食い物にしようとするくらいです。

最悪、千円でも構わないでしょう。

ですが、

もし、男Aがヤクザだとして、上役から「今日中に100万円用意しろ!」と命令されてたらどうでしょう?

必死さが違いません?

100万円用意出来なかったらどうなるかも言われてたら、より必死になるでしょうね。

事情が違えば言い方やモチベーションが変わるのは当たり前なんです。

そして、

男Bはどうでしょうか?

本当に千円しか持っていないのでしょうか?

本当に千円しか持っていないなら、それを証明するには裸にでもなるしかありません。

無いものを無いって証明するの、

意外と難しいんです。

実際に裸になるわけにはいかないし、どうやって分かってもらおうかと、困り、考えるわけです。

で、

もう一つの可能性は、「本当はもっとお金を持っているパターン」です。

男Aは、「たった千円しか持ってないなんて有り得ねぇだろ」と言っています。

と、いうことは、男Aから男Bを見たら、ソコソコお金を「持ってそうな奴」に見えた訳です。

男性でお金を持ってそうな格好・・・・。

男Bはスーツ姿の可能性が高くないですか?

んだとすれば、スーツの内ポケットにお金がある可能性があります。

もし、スーツの内ポケットに100万円が入っていたとしたらどうでしょう?

男Bの台詞の言い方が変わるはずです。

取られるお金は千円で済ませたいでしょうから。

んで、更に、

そのお金は何のお金なのか?によっても事情が変わってきます。

会社のお金を横領したお金なのか。

結婚資金なのか。

誰かから預かったお金なのか。

双方に事情が絡めば、言い方も緊迫感も違ってきます。

勿論、お客様にはそのような背景は分かりません。

でも、「緊迫感」は伝わるんです。

背景や事情、動機があるから緊迫感が生まれます。

それらが何もなければ、とてもつまらないシーンになることでしょう。

今の十夢は正にそんな感じです。

事情も動機もありません。

あったとしても適切な反応じゃありません。

そして、そういう大切な事を蔑ろにして、どうでもいいことに注力しているのです。

しかもそれが自分本位。

現在、十夢の芝居は面白くないのです。

正直、このブログは団員に向けて発信しているわけではなく、十夢に興味を持っていただけるようお客様に向けて書いています。
(ご来場頂けるお客様として、もしくは、十夢に入団を考えているまだ見ぬ仲間に対して。)

なので、極論且つ、盛って話をしている部分もあります。

敢えてボカして書いている部分も有ります。

が、本質的な部分は書いたつもりです。

団員がこのブログを読んでいるかどうかは知りませんが、もし、読んでいたとして、読後に何を思うか。

何を実行するか。

その辺の事は役者個人に任せます。

オイラは、ただ、言い続けるだけです。

役者が分かってくれるまで。

劇団十夢−TOMU−
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ほんのちょっとだけ勇気を出してみてください。

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そして、「うまくやっていけるか」の心配は・・・。

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「誰か」と「何か」を創る喜びは、
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私達は、待っています。
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