2026年06月30日 配信

6代目当主の田地野啓市さん

6/30(火)北習志野の老舗精肉店「鳥吉」が創業170周年 

幕末から続くのれん守る

 精肉・総菜店「鳥吉 北習志野店」(船橋市習志野台3-18-3、TEL047-462-4129)が安政3(1856)年の創業から8月8日で170周年の節目を迎える。

 幕末期に船橋本町で創業した「鳥吉」、現在は6代目の田地野啓市さんが北習志野の地でのれんを守っている。

 船橋本町りで創業、ルーツは鷹匠だったという。野鳥や川魚、うなぎなどを扱う商いから始まったというが、時代の変化とともに精肉販売へと事業を展開。昭和42(1967)年には、住宅開発が進む習志野台地区へ進出。

 「鳥吉」創業の「広瀬家」直系の田江子さん(86)が、貢市さんと習志野台に支店を開設。本町の本店はその後駅周辺の開発などもあり営業を終えたが、田地野家が暖簾を受け継ぎ、6代目の啓市さんが7代目となる太市さんにのれんを引き継ぐ。

 但馬牛や神戸牛、近江牛、鹿児島黒牛など全国のブランド和牛を扱い、オーダーカットにも対応。鳥・豚のほか、メンチカツやコロッケ、焼き鳥などの総菜も販売。近年はテレビ番組で紹介されたこともあり遠方から来店する客も増えたと。

 一方で、長年通う常連客や近隣住民との対話を大切にし、一人一人の名前を覚え声をかける対面販売中心の接客を大切にしてきた。

 同店では子ども向けの菓子サービス「おひとつどうぞ」や、学生アルバイトの卒業式を独自に開くなど、人と人とのつながりを重視した取り組みも続ける。啓市さんは保護司としても、長年にわたり地域貢献に力を注いできた。

 創業以来受け継がれてきた「人との縁」を大切にする姿勢が、長寿企業として存続してきた背景の一つになっている。

 北習志野のまちの発展とともに歩んできた同店。地域住民の間では「子どもの頃から通っている店」として親しまれ、親子三代で利用する客も少なくない。170年という節目を迎えた今も、老舗の看板の下には変わらぬにぎわいが広がっている。

 田地野さんは「お客さまの『おいしかった』という笑顔のために商売を続けてきた。困っている人がいれば手を差し伸べるという気持ちも大切にしながら、これからも地域とともに歩んでいきたい」と話す。

 8月7日から9日までの3日間、「170周年大感謝祭」を開き、牛肉・豚肉・鶏肉を特別価格で販売することも予定している。

 営業時間は9時~19時。火曜定休。

肉の店鳥吉公式Instagram

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 個人店ではナンバーワンの売上という同店(トレーサビリティから)

  • 近江牛、鹿児島黒牛・黒豚などの認定販売店

  • 毎日たくさんの人が来店する看板の総菜

  • TBS系のグルメ番組でも紹介

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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