2026年06月21日 配信

大正レトロをイメージした店内

6/21(日)鎌ケ谷に大正ロマンのレトロカフェ「晴レル」 

学生や地域住民とDIY、古道具生かした交流拠点に

 大正ロマンの風情を活かしたレトロカフェ「晴レル」(鎌ケ谷市東道野辺1-4-12)が5月30日オープンした。

 運営する筋野園子さんを中心に、建築を学ぶ学生や、おもちゃ病院のメンバーらが協力し、住宅物件を事務所として使用していた場所をDIYで改装して開業した。

 大正ロマンをイメージした空間には、童謡文化に関する資料や古道具が並び、喫茶営業に加え、リペアカフェやおもちゃ病院との連携も視野に入れる。

 同店は、童謡文化の継承活動に取り組んできた筋野さんが、私物の資料や道具を活用して地域に開く場として開店した。店内には、かつて童謡喫茶「Lala Ru(ララルー)」で使用していた道具や、大正から昭和初期をイメージした装飾を配置。

 童謡をテーマにしたオリジナルブレンド「童謡珈琲」も提供し、食や喫茶を通じて文化を次世代へつなぐ場を目指している。

 改装は昨年11月ごろから準備を進め、本格的なDIY作業は今年2月から開始した。建物オーナーで「おもちゃ病院」の活動にも携わる池上良一さんと、大学院で建築を学ぶ黒羽(くろは)彩さんらが中心となり、外観や内装を手掛けた。

 古いガラス戸や取り壊し予定だった住宅の建材、ミシン台など、本来廃棄される予定だった資材を再利用し、新たな空間として再生したことも特徴となっている。

 背景にあるのは、壊れた物を修理しながら交流を深める「リペアカフェ」の考え方だ。筋野さんの友人が取り組む活動に共感したことや、池上さんが長年続けるおもちゃ病院との縁が重なり、喫茶店としてだけでなく、修理やものづくりを通じた地域交流の場としての役割も持たせる。今後は定休日などを活用し、リペアカフェやおもちゃ病院の活動も展開していく予定だという。

 筋野さんは会社員として働きながら準備を進めてきたが、プレオープン直後に来店した学生から「ここで働きたい」と声を掛けられたことをきっかけに、本格的な事業化を決意したという。「世代を超えて人が集まり、物や文化を大切にしながらつながれる場所に育てていきたい」と話す。

 筋野さんの息子、陽光(はるき)さんが企画経営と商品開発を担当し看板メニューの童謡珈琲などを監修。陽光さん大学の同級生で将来カフェ経営を目指す高野愛紗さんがSNSを担当するなどそれぞれの得意分野を活かして役割分担をする。雇用関係ではなく並列関係世代を超えてともに働く仲間という意識で結束が固い。

 営業時間は土曜11時~20時半。金曜は夜カフェとして営業もする。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 夜カフェの雰囲気

  • オリジナルの手作りメニュー

  • 固い絆で結ばれているスタッフたち

  • 童謡カフェとしての色も残しつつ

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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