2025年05月24日 配信

右から3番目が東葉高速鉄道・石井社長、両隣りは左が松戸徹市長、右が船橋市海老川上流地区土地区画整理組合・理事長の伊藤英彦さん

5/24(土)東葉高速鉄道「海老川新駅(仮称)」起工式を実施

「駅を中心にメディカルタウンを形成」

 東葉高速鉄道(本社:八千代市緑が丘1)は、船橋市米ケ崎町と東町の一画で準備を進めてきた「海老川新駅(仮称)」整備の本工事に向け、5月23日、起工式を執り行った。

 同電鉄は、船橋市と「東葉高速線における海老川新駅(仮称)整備工事に関する基本協定」を2024年4月8日に締結している。これは、海老川上流地区において、船橋市が掲げている医療や健康をテーマとした「ふなばしメディカルタウン構想」の実現のため、医療センターの移転だけでなく、新駅の建設も、事業のひとつとして計画されてきたものである。

 起工式には東葉高速鉄道、船橋市、施工を担当する大林組から関係者30人弱が参列し、船橋大神宮の神職によって祈祷が行われた。

 新駅は飯山満駅と東海神駅のちょうど真ん中あたりの場所に建設され、両駅から約2キロの場所となる。関係者によると、同電鉄の1駅の区間はおよそ2~3キロだが、飯山満駅~東海神駅区間のみ4キロあるという。同電鉄に新駅が建設されるのは、開業以来初めてのこととなる。

 ホームは飯山満駅と同じく高架相対式となり、1階が改札、2階がホーム階となる予定。協定工事費は約71億4300万円。うち約16億円は国庫補助を見込み、全額を市が負担する。

 東葉高速鉄道・石井慶範社長は「単なる駅ではなく、人と地域を結ぶ、地域のハブとしての機能を果たす駅となり、今後の沿線の魅力向上、船橋市全体の発展にも貢献できるものとなる」と説明。「この日を迎えられたことは、船橋市、土地区画整理組合、地域のみなさまのご理解があってこそ。改めて厚くお礼を申し上げます」と挨拶した。

 松戸徹船橋市長は、この場所は34年前に一度区画整理事業を手掛けた場所であったが、一時断念したことにも触れ、「以前、この場所は市にとって核となる場所であるとしたものの、現在は住宅、資材置き場、墓地が広がるなど、無秩序な形のまちが広がってしまった。将来のために、今、新たにまちを作っていく必要がある」と話し、「新駅を中心にメディカルタウンを形成し、20年後、30年後のにぎわいを作る大きな核になると確信している」と挨拶の中で触れた。

 開業予定は2029年3月末を予定している。

関連サイト:
https://www.toyokosoku.co.jp/

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 会場に展示された、新駅のパース図

  • 新駅の建設地

この記事を書いた人

yumiko_mikami

yumiko_mikami

MyFuna編集長のミカミです。子育て中の主婦ですが、MyFunaを通し、自分が住む街を知ることの大切さに気づかせてもらっています。
船橋の魅力をどんどん発信していきます!
  • Facebook
  • Instagram
スポンサードリンク

記事の場所