5/11(火)ラグビー「クボタスピアーズ」が初のトップリーグ4強入り
5月16日は準決勝「日本一を目指します!」
船橋に拠点を構えるラグビーチーム「クボタスピアーズ」(以下、クボタ。船橋市栄町2-16-1)が5月9日、エコパスタジアム(静岡県袋井市)で行われた「ジャパンラグビートップリーグ プレーオフトーナメント 準々決勝」で勝利し、同チーム初のトップ4入りが決定した。
年間の優勝チームを決める「ジャパンラグビー トップリーグ2021」。新型コロナウイルス感染症の影響により、大会は例年よりも遅れて2月20日からスタート。5月23日が決勝戦となり、各チームがリーグ戦計56試合、プレーオフトーナメント計19試合の全75試合を戦う。
リーグ全16チームは、2つの「カンファレンス」と呼ばれるグループに分けてリーグ戦が行われ、クボタは「レッドカンファレンス」で戦ってきた。5月9日の時点で、ジャパンラグビートップリーグ2021準決勝に進める枠はあと1枠に。
5月9日、優勝争いへの最後の1枠をかけたクボタの対戦相手は「神戸製鋼コベルコスティーラーズ」(以下、神戸製鋼)。神戸製鋼はトップリーグ初代王者であり、2018年度もチャンピオンになったチーム。「トップリーグカップ2019」では7-43と完敗している相手でもあった。
試合では序盤にリードを奪ったクボタだったが、前半29分、フォーリー選手のタックルが危険とみなされ、一発退場となり人数が減ったクボタ。それでも粘り強いディフェンスを見せ、17-7で折り返した。しかしその後、後半で勢いに乗ってきた神戸製鋼は、残り9分というところで逆転。
1点ビハインドとなっていたクボタ。後半35分、神戸製鋼に反則があり、クボタは日本代表候補でもあるファンデンヒーファー選手がゴールキックを決め23-21と逆転。残り時間4分、クボタはリードを守り切り、初のトップ4入りを手にした。
準決勝は5月16日に花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で開催され、その様子はNHK総合で生放送が予定されている。対戦相手は、現在レッドカンファレンスで1位の「サントリーサンゴリアス」となる。
クボタのヘッドコーチ・フラン・ルディケヘッドさんは「選手たちのパフォーマンスをハッピーに思います。特別な瞬間を得ることができました。これが本当にノックアウトトーナメントのすべてだと思います。そうした中、リーダーたちがチームを1つにしてくれたことが勝利につながりました。また、来週のサントリー戦に備えたいと思います」と話した。
立川キャプテンは「たくさんのファンの方々に会場に着て応援していただき、このような試合ができてうれしく思います。ただ、これで終わりではないので次の試合も勝てるよういい準備をしたいと思います。14人の局面は、やることは変わらず、プラン通りボールを保持するラグビーをしました。そうした中フォワードの頑張りが効いたと思います」と試合を振り返った。
同チーム広報の岩爪さんは「みなさんの心を明るく、楽しく、元気にできるように、そして、日本一を目指してがんばります」と話す。
なお、同日は母の日だったこともあり、クボタの選手たちは母への感謝を示すためピンク色のソックスを着用してプレーした。
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