2016年03月10日 配信

3/10(木)「千葉ふなボランティアネットワーク」東北で話題に

船橋市民の結束でこれからも復興支援を

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 船橋市内に拠点を構える東日本大震災復興支援団体「千葉ふなボランティアネットワーク」の震災直後から続けてきたボランティアバスなどの活動が東北地方を中心に話題になっている。

 同団体の代表は鳥海清治さん。2011年5月から陸前高田市で活動を開始してから2015年12月までにボランティア専用バス70便を運行。同団体を通じてのべ500人以上が牡蠣の養殖いかだや、ワカメの収穫などの手伝いに参加した。

 牡蠣のいかだは、全国から集まったボランティアと協力して、最初の1年半で600台を作成。鳥海さん達は、いかだ完成後もロープの結索作業や廃材を薪にする作業などを手伝う傍らで、被災地で祭りなどの地元行事にも積極的に参加するなどボランティアを続けながら地域間交流も深めてきた。

 こうした活動を通じて復興支援や広田湾産の牡蠣をPRする目的で岩牡蠣のキャラクター「がっきー君」を生み出し、テーマソング「頼ればいいさ なんとかなるさ」「未来(あした)を信じて ガッツだ がっきー」もCD化。また、これまでの活動を小冊子「牡蠣復活を目指して」にまとめて発行するなど活躍が目覚ましい。

 鳥海さんらの手によって生まれたがっきーは、各地の幼稚園や子育て支援施設、イベント会場にも積極的に参加。広田湾の牡蠣復活をアピールするなどの活躍を見せている。

 活動は、地元の新聞社でも数多く取り上げられ、今年1月13日には岩手日日新聞社(岩手県一関市)で「一日も早い復興を」、昨年7月4日には東海新報(大船渡市)では「千葉ふなの活動PR 高田と千葉結ぶがっきー」という記事など数多くのメディアにも紹介された。

 ボランティアバスは車中泊含み、2泊3日のスケジュールで運転手を交代制にして運行している。次回は雪の心配が無くなる3月下旬にも運行予定だという。「今後も定期的にボランティアバスを運行し、復興支援をするとともに、産業の振興にも努めていきたい」と鳥海さんは話した。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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