読書環境充実の工夫も
船橋市の全小中学校の図書室が1月末に、「学校図書館図書標準」で定められている冊数の図書を整備し充足率100パーセントを達成した。
「学校図書館図書標準」とは、小学校と中学校の図書館に並べる本の目標数を定めたもの。学校の大きさや学級数によりそれぞれ設定されている。
児童生徒の読書離れを防ぎ、自ら必要な情報収集することや活用する能力を育むなどを目的とし、平成5年度に文部省が設定した。
昨年度当初は、全小中学校で約4万6千冊不足していたが、今年1月末に不足冊数を大幅に超える約8万7千冊を購入したことで100パーセントを達成。
「近隣市の中でも全ての小中学校で100パーセントを達成しているのは船橋市だけ」と、教育委員担当者。現在は、市内の全小中学校合わせて95万8千冊を超える蔵書となった。
市内全中学校では昨年から「朝読書」を推奨。小学校では高学年の児童による低学年の読み聞かせや、図書紹介ツールの作成を実施。新入生へのブックカバープレゼントなど、読書率の向上を狙ってさまざまな取り組みを行っている。
また、平成17年度から配置している図書事務員を、今年中に全小中学校に派遣予定。図書資料の計画や、子どもたちが本を選ぶときのアドバイスを行うという。
↑図書紹介のツール | ↑新入生にプレゼントするブックカバー |
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