11/1(土)石井食品が48代横綱大鵬直伝のちゃんこ鍋スープ
盲腸での入院を機に50年以上続いた交流から
無添加調理・販売を行う石井食品(船橋市本町2‐7‐17 TEL047‐435‐0141)が第48代横綱の大鵬親方のちゃんこ鍋の味を再現した「大鵬直伝のちゃんこ鍋スープ」を8月に開発、冬の訪れとともに販売数を伸ばしている。
「大鵬直伝 ちゃんこ鍋スープ」は、鶏がらと醤油ベースのストレートスープ。野菜や鶏肉を入れ一般家庭でも大鵬関が出していたちゃんこ鍋の味をそのまま再現できる点が特徴。ラベルには調理方法も記載、具材の入れる順番や量も指定がある。
大鵬親方は、弟子がちゃんこ鍋の具材を指定通りの入れ方で入れなかった時にはすぐにわかったという。「一般のちゃんこ鍋は通常白菜などを入れるところ、大鵬親方の作るちゃんこ鍋はキャベツを芯まで入れるのが特徴。煮込むことで甘みが出てスープに旨味が増します」と同社広報の蜂谷華世さん。
昭和31年~32年ごろ、大鵬関が十両昇進前に盲腸にかかった際に、盲腸手術で有名な院長がいる船橋市内の病院にかかったという。病院の目の前にあった同社を大鵬関が訪れた。当時は住宅と工場が一緒になっていた同社、大鵬関は住込みの従業員と一緒に食事を楽しんだという。その時から、同社と大鵬部屋(現・大鵬道場 大嶽部屋)との親密な交流は今でも続いているという。
大鵬親方の逝去後、「大鵬の名前を残したい」「大鵬のちゃんこの味を多くの人に広めたい」という同社の意思から大鵬企画と共同開発を行いちゃんこ鍋スープの商品化に至った。
価格は1人前250円、2~3人前350円、4人前500円。尚、売り上げの一部が大鵬が生前行っていた社会貢献活動の献血運搬車「大鵬号」復活のための「大鵬号基金」への寄付に充てられる。
同商品は、同社の本社1階にあるコミュニティスペース「ヴィリジアン」でも販売するほか、小売り各店で販売中。気温が下がり冬が近づいたことによって商品ニーズが高まり徐々に売り上げが上がっているという。
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