2014年02月01日 配信

2/1(土)船橋市中央消防署で感謝状贈呈式

看護師女性と京成船橋駅員の好判断

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心肺停止の男性をAEDによる救命処置をしたとして1月30日、船橋市中央消防署(船橋市湊町2-6-10 TEL047-435-8664)は消防協力者へ感謝状を贈呈した。

感謝状が贈呈されたのは、東邦大学医療センター佐倉病院看護師の加藤綾さん、京成電鉄京成船橋駅助役の川瀬英靖さん、同駅勤務の大木剛さんの3人。さらに、京成船橋駅は事業所表彰を受けた。

昨年11月27日8時30分ごろ、船橋フェイスビル(船橋市本町1-3)2階のJR船橋駅連絡歩道橋上において、心肺停止状態で倒れていた71歳男性に対し、3人が迅速かつ的確に心臓マッサージを実施。その後京成船橋駅に設置されたAED(自動体外式除細動器)を使用した。これにより男性は心拍を回復し、自発呼吸を再開したという。

加藤さんが倒れている男性を発見したとき、すでに京成船橋駅員によりAEDが持ち込まれていた。その場にいた人たちは病状の判断がつかず見守っていたが、加藤さんはいち早く意識レベル、瞳孔所見を行い、心臓マッサージのうえAEDの使用に踏み切った。

当時を振り返り、「病院でちょうど救命措置の講習を受けていたところでした。まさかこんなに早く実践することになるとは思いませんでしたが、看護師としてお役にたててよかった」と加藤さん。「一人の命を救うのは大きなことだと改めて実感した」とも。なお男性は約1ヶ月後、病院を退院し社会復帰を果たしている。

船橋市中央消防署の大野光雄署長は、「見事な連携と加藤さんの適切な応急措置、それに京成電鉄の事業としての積極的なAED設置が人命を救った。今後も一層の救命救急にご協力頂きたい」と謝辞を述べた。

市内のAED設置数は、コンビニエンスストアに196、役所に192、認定事業所に253。船橋市消防局予防課の安西義昭さんは、「AEDはますます設置件数が増えている。もしものときのため、さらに充実させていきたいと思います」と語った。

(喜多)

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MyFuna編集部

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