2013年03月31日 配信

3/31(日)市が災害対策用のPHSを避難所や保育園などに配備

停電時でも作動する固定電話タイプ

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 船橋市役所(船橋市湊町2-10-25 TEL047-436-2111)は、災害時の情報収集及び伝達体制を強化するため、小・中学校や公民館などの「宿泊可能避難所」、放課後ルーム、市立保育園、保健センターなど367施設に3月いっぱいかけて災害対策用のPHS電話機を467台配備した。

 「東日本大震災発生直後、固定電話や携帯電話の事業者が大規模な通信規制を実施しましたが、PHSは通信規制がされず、役に立つ通信手段であったことが報告されていることから、今回の導入に踏み切りました」と、危機管理課の職員。

 導入されたPHSは家庭や職場でも使用されている固定電話型で、乾電池でも作動するため「停電時でも通信ができるのも強み」とも。

 これまで市は、災害発生時の被害状況や避難者数などの把握に防災MCA無線のみを使用してきたが、今回のPHS導入によって複数の通信手段を確保し、防災MCA無線と併用することで非常時の通信体制の大幅な向上をめざす。

 現在、船橋市では市内の京葉食品コンビナート協議会や大型商業施設などと災害時の防災協定を締結、飲料水や食品などの確保に努め、災害時の対策を進めている。

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MyFuna編集部

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