2013年02月23日 配信

2/23(土)湊町小学校で海苔すき体験

地域への愛着と地元産業への理解目指し

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 湊町小学校(船橋市湊町1-16-5 TEL047-431-4781)で21日、船橋伝統の技を学ぶ「海苔すき体験」が行われた。

 同企画は、子どもの自ら学び自ら考える力などの育成をめざし、教科の枠を越えて学ぶ「総合的な学習の時間」の一環として、3年生82人が参加し船橋の海苔すき職人と船橋漁協協同組合の協力で行われた。

 「私たちは、『地域について知ろう』ということを年間通じて学習しています。9月からは海苔について、半年間学習しています。種付けから成長、製品になるまでを総合的に学ぶことで地域の商業についての理解を深めていきます」と、担任の小島先生。

 子どもたちは、当日の朝に採れたばかりの生海苔を「すき」の中に流し込んで形を整える作業を、職人の手ほどきを受けながら体験。「すき」など、体験で使われた道具は船大工によって作られたもので、現在では作られておらず、存在自体が貴重なものだという。
 「初めての経験で、道具のことを聞くのもすごくおもしろかった」「海苔をすきの中に流し込むことは難しかったけど上手にできてよかった」と、同校の児童。

 近年では海苔の製法も機械化が進み、手すきの技法を伝えられる職人も年々減少している中、「船橋に古くから伝わる技法を学べる貴重な機会として、毎年実施しています。今後も地元の人たちの協力を得ながら、子どもたちに伝統技法の素晴らしさを知ってもらいたい」と、同校教頭の小野先生。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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