5/28(月) 三遊亭亜朗の『背中に輝く大きな星』
親子で大笑いの『ミュージカル落語』
親子ライブ『背中に輝く大きな星』が26日、きららホール(船橋市本町1-3-1 TEL047-423-7261)で行なわれた。
毎年5月のきららホール公演は「子ども達に向けた舞台を」と昨年から始まった同ライブ。「親子ライブ」2回目となる今回の作品は、落語家の三遊亭亜朗(さんゆうていあろう)さんが作・演出と主役までこなす冒険物語。会場には幼児を連れた夫婦からお年寄りまで、大勢の人が来場した。
亜朗さんは劇団四季の俳優として十年間活躍し、退団後、落語家の三遊亭円丈の元に弟子入りして世界で唯一の『ミュージカル落語』を創作している。
実生活では1歳半の男児の子育て真っ最中のお父さん。子ども心を誰よりもわかる現役の父親だからこそ、幼い観客たちへの「つかみはOK!」というところだろうか。
語りは亜朗さん一人だが、脇を固める二人のミュージシャン(ピアノの細川麻美さんとパーカッションの山田俊幸さん)も場面に応じたバックミュージックや効果音を入れて、舞台をさらに盛り上げる。
開演と同時に、真っ赤な羽織に白い袴(はかま)という派手な衣装で登場した亜朗さんが会場いっぱいに響きわたる声で語りはじめると、会場内はシンと静まり返った。
ストーリーは、生まれつき背中に大きなアザのある男の子(ハンス)が、コンプレックスになっていたアザをどうしても消したくて、魔法使いのカラス天狗に会いに行く冒険物語。
子ども達はハンス少年の勇敢な挑戦にワクワクしたり笑ったり、時には「からす天狗」の迫力にこわくなって泣き出す子までいた。亜朗氏の歌う「ナマコの行進曲」や「バイキンの歌」には、観客も大いに盛り上がりを見せた。
また落語家らしく、取り出した手拭いや扇子を使ってアツアツと蕎麦をすするパフォーマンスには、大人たちも思わず大爆笑。
子どもと一緒に来場した主婦は、「普段なかなか劇を見たりできないので、今日はとても良かったです」と語った。
(平山)
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