2012年05月21日 配信

5/21(月)24年度ポリオワクチン予防接種が61日から各会場でスタート

9月からの不活化ポリオワクチン導入に向けて

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 船橋市では、本年度春のポリオワクチン予防接種が6月1日から順次、保健センターや公民館などの各会場で始まる。厚生労働省が発表した「不活化ポリオワクチンの9月導入(予定)」を受けて、今回で生ワクチンでの接種が最後となる見通しだ。

 ポリオワクチンの接種は、現在、生ワクチンが使用され、生後3ヵ月から90ヵ月までの乳幼児を対象に、集団で行なわれている。不活化ポリオワクチンの導入は、船橋市内でも9月からを予定しており、それと同時に生ワクチンの使用を中止する。

 現在使用されている生ワクチンでは、毒性を弱めたウィルスを飲むことによって免疫をつけるもので、ごくまれにマヒがあらわれるとされている。一方で、不活化ワクチンは、無毒化したワクチンを使用するため、早期導入が期待されていた。

 不活化ワクチンの導入まで、生ワクチンでの接種を控える動きもあるが、ポリオ予防にはワクチンの接種が必要であり、厚生労働省では「接種を待つことは、おすすめできない」との見解を示している。

 9月以降、不活化ワクチンが導入されれば、接種方法や回数も、生ワクチンを2回飲む経口接種から、計4回注射する皮下接種に変わる。例えば、この春に1回目の生ワクチンを接種したら、2回目以降は9月導入以降に、不活化ワクチンを3回接種するようになる。

 さらに、厚生労働省によると11月からは、ジフテリア・百日せき・破傷風と不活化ポリオワクチンとの4種混合の導入を目指している。

 ワクチン接種に関する今後のスケジュールなど、詳細が決まり次第、船橋市でも広報や市のHPで情報を発信していく予定だ。また、ポリオや予防接種全般に関して、船橋市健康増進課では、問い合わせや相談も随時受け付けている。問い合わせ先は、健康増進課047-436-2382。平日の午前9時~午後5時まで。(土・日・祝日を除く)

(池田)

 

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MyFuna編集部

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