2009年10月21日 配信

10月21日(水)

女義太夫、城谷小夜子さんを迎えて

日本の伝統文化「浄瑠璃」を鑑賞。

P1130439.JPG女優で女義太夫の城谷小夜子さんによる「新作浄瑠璃(若竹物語)」と「朗読(小松左京女シリーズより『写真の女』)」の鑑賞がフローラ西船で行われた。

P1130475.JPGこの集いは、ABCクラブが、日本の伝統文化を守り育て、遠く海外にまで伝えているNPO法人グローバルシアター『和の輪』(代表:城谷小夜子)を応援しようと企画。

  

P1130480.JPG日本伝統を鑑賞後、城谷小夜子さんを囲み交流会が行われた。「今日初めて、浄瑠璃を観ました」これを切っ掛けにもっと浄瑠璃を学びたいと来場者の声も多かった。

P1130497.JPG●城谷小夜子さんプロフィール

京都出身。女優。女義太夫(竹本初丸)。NPO法人グローバルシアター和の輪代表。前進座に入座。歌舞伎、現代ミュージカル・舞踊と様々なジャンルの舞台に立ち、ロシアやアメリカ、ユネスコなどで日本文化を教える。平成16年度大坂文化祭賞奨励賞受賞。平成21年全国舞踊コンクール創作の部・第1位。藤間流名取。心理療法カウンセラーの資格も持つ。ただ今東洋医学勉強中。 

P1130523.JPG浄瑠璃と義太夫と文楽について

  『浄瑠璃』/室町時代、お坊様や芸人が三味線と歌と語りで、全国を物語りながら歩いたが、人気の物語が「義経との悲恋の物語である“浄瑠璃物語”。これが、『浄瑠璃』の名前の由来である。

  『義太夫』/江戸時代に、近松門左衛門が書いた作品を竹本義太夫が作曲し、独特の語り口で一世風靡。義太夫の語り口を「義太夫」と呼ぶようになる。

  『文楽』/明治時代にあった植村文楽軒の「文楽座」の名前を、昭和59年、国立文楽劇場とした。太夫と三味線と人形の三位一体の芸を文楽とよぶようになり、数年前に、ユネスコの人的世界遺産に認定された。

  『女義太夫』/40年ほど前までは、女の太夫は弾き語っていたが、「弾き語りはダメ」ということになり、弾き語りの出来る女の太夫がほとんどいなくなった。しかし、女義太夫の弾き語りを復活させよう、との動きがでてきている。

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MyFuna編集部

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