2018年06月14日 配信

銀行強盗を想定した訓練

6/14(木)千葉銀行船橋支店で警察署と連携して詐欺や強盗対応の訓練実施
実際に詐欺の未然防止事例も

  千葉銀行船橋支店(船橋市本町3-3-4)で613日、市内の千葉銀行5支店合同での電話de詐欺阻止と強盗対応の訓練が行われた。 

 同銀行では、電話de詐欺や強盗事件を未然に防ぐため、船橋警察署の協力を得て毎年1回訓練を実施している。

 船橋市は5月末時点で電話de詐欺の被害件数は昨年より25件多い86件となり、県内ではワースト1。1件でも多く防ぐことが急務となっている。

  この日は電話de詐欺被害にあっている75歳の女性が、旅行代金として300万円を窓口で出金したいという設定と、刃物をもった強盗が銀行員を人質にしてお金を奪うという設定で訓練が行われた。

 高額出金をしたいと依頼があった場合は、同銀行では警察に連絡して確認してもらうことになっているため、その手順に従って冷静に対応した「自宅に誰かから電話がなかったか、市役所から電話がなかったかなどを確認し、警察に連絡してください」と船橋警察署の蛭川正浩警部。

  強盗対応訓練では、強盗に扮した警察官が偽の刃物を使用して行員を人質にして「絶対に動くな。金を出せ」と大声を出して実演した。こういった場合は、すぐに通報ボタンを押し、犯人の特徴ややり取りを覚えておくことが大事、また犯人が立ち去った後はなるべく現場保存を意識して行動してほしいと指導があった。

 また練習用のカラーボールを使用して、実際に投げる練習も行った。「訓練を通してマニュアルや対応を再確認して、意識を高めてほしい」と蛭川警部。

 同店で611日に、窓口で旅行代金のため高額出金したいという高齢者が来店。対応した木下亜矢子さんが旅行の振込用紙や旅行内容などについて質問した後、マニュアルに沿って警察に連絡したところ、詐欺だったことが判明。「冷静に対応できたので未然に防ぐことができてよかったですし、喜んでもらえました」と木下さん。 

 「実際にはいろいろなパターンがあるので、訓練を通して対応できるようにしていきたい」と千葉銀行船橋支店の宮内繁男支店長と山崎寛副支店長。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 練習用カラーボールを使って練習

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yukitotsukawa

yukitotsukawa

「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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