2020年08月02日 配信

開設80年、市内で最も歴史ある病院
医療法人弘仁会 板倉病院

今回は、前回ご紹介した「メディカルスポーツプラザ」と連携を取っている「板倉病院」をご紹介します。船橋で最も歴史ある病院を経営する同法人は、“究極の地域医療”を目指し、市内における医療・福祉のネットワーク構築にも尽力しています。


市内本町に建つ「板倉病院」。救急医療も充実し、病床あたりの受け入れ件数は市内トップだという。

 

同法人が運営する老健施設「ロータスケアセンター」(上)と「ロータス保育園」(下)

地域に根差し「究極の地域医療を目指す」

 同院の始まりは、1940(昭和15)年、板倉岩雄さんによって開設された「船橋外科病院」に遡る。昭和28年、経営を医療法人に変更し、「医療法人弘仁会板倉病院」へと名称変更した。開設から80年を迎えた同院は、船橋市で最も歴史ある病院となり、同時に、船橋南部地域で唯一の総合病院ともなっている。

 現在同院の院長を務めるのは、開設者・岩雄さんの孫にあたる梶原崇弘さん。昨年、同法人の理事長に就任した。

 「私たち法人のスローガンは『究極の地域医療を目指して』です。現在は同院以外に駅前にクリニックを開設。訪問診療も行い、地域の方が安心して過ごせるユニットを用意しています。さらに、どのシーンでも地域の方が安心して過ごせるよう、予防医療の充実、患者さんのご家族のケアなども大切だと考え、法人内に老健施設や保育園もあります。昨年からは塚田地区の包括支援センターを受託し、法人外にもネットワークをひろげています」と梶原崇弘さんは話す。

地域で広がる「屋根のない総合病院」

 さらに近年は、市内のクリニック、いわゆる「地域のかかりつけ医」との連携にも注力しているという。例えば同院で撮ったCT画像をシェアするなど、かかりつけ医では対応が難しい部分を最先端の機器と専門医がいる同院で行い、診療は引き続きかかりつけ医で受けられるという、「屋根のない総合病院」の構築にも力を入れている。

「なにか楽しい」病院に

 さらに、「当院ではこども食堂や認知症カフェもしています。この施設が、地域の方が健康について気軽に話ができるコミュニティの場になれば。変わった病院って思われるかもしれませんが、ここに来ると『なにか楽しい』、そんな病院を目指しています」と梶原さんは目を輝かせる。


最前線で戦う医療従事者へと送られた声援を受け、同院で はお礼となる動画をYouTubeで公開。動画制作会社に依頼し、「応援ありがとうござい ます」の気持ちを届けた。画像は最後のシーン

企業概要
法人名:医療法人弘仁(こうじん)会
会 長:梶原優さん
理事長:梶原崇弘さん
所在地:船橋市本町2-10-1
電 話:047-431-2662(代表)
スローガン:究極の地域医療を目指して
ウェブサイト:http://www.itakura.or.jp
提供内容:板倉病院は一般病床91床を備える総合病院。JR船橋駅前には「板倉病院サテライトクリニック」を持ち、同法人内に老健施設「ロータスケアセンター」や「ロータス保育園」(ともに船橋市藤原)も有する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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