2016年09月01日 配信

船橋市に2人いる副市長。1人は市職員から、もう1人は総務省から出向してくる人物。どんな人だろうか?
前任の黒田副市長と交代で赴任された津村副市長は、どのような経歴を持ち、船橋にどのような期待を抱いてやってきたのだろうか?

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これまでにどのようなお仕事を 経験されてきましたか?

これまでは、どちらかというと抽象的な仕事が多く、法律や制度を変えるための裏方をすることが多かったです。暮らしに密接して実社会を間近で見る仕事は少なかったです。
総務省では、パブリックコメントを政府で導入するにあたっての閣議決定の案文を作る仕事をしたり、各組織からの要望に対して、行政機関全体を取りまとめて機構定員を調整するなど裏方の仕事をしてきました。例えば、外国人の来訪が増えてきたので、空港の窓口で対応する税関職員を増やしたり、逆に農林水産関連の業務が減ってきたので、減員するなどの調整業務を行ってきました。
国家公務員法の改正や退職手当法の改正の仕事のように、先例のない、具体的に何を実現すべきかについて何の共通理解もないものを、何とかして具体化するような仕事もしてきました。

赴任される前に「船橋市」をご存知でしたか?

はい。私は、吉祥寺で生まれ育ったので黄色い電車が「西船橋」行きだったということで、随分小さいころから「西船橋」を知っていました。最近では、船橋の梨の妖精ということで「ふなっしー」も有名ですね。ちなみに、ふなっしーの報道で、初めて千葉県が梨の生産日本一の県だと知りました。父が福島県出身なので、野菜や果物は福島県産のものばかり食べて育ったのです。
もちろん、野田佳彦前総理の地元だという認識や、中核市として「船橋市」という存在自体は認識していましたが、自分が働くことになるとは昨年の今頃は想像もしなかったです。

船橋市での赴任中のミッションをどのようにお考えですか?

船橋市は漁港も農村地帯もあり、古くからの住宅密集地域も新しい大規模開発地域もあります。また、北東部に今後人口減少が予想される地域、一方で西部には小学校を新たに建てなければならないエリアもあります。日本の縮図のようなこの町で、地域ごとに異なる人口構造において、来たるべき未来に必要な行政需要に応えるための「備え」が私の仕事だと思っています。
これまで少し現場から離れた場所で地域を見ていたので、現場に入って異なる視点を生かすと共に、私自身もこれまでとは違う視点を得られるように問題に取り組んでまいりたいと思っています。

船橋市内で好きな場所は?

まだ小学生以下の子どもたちがいるので、ふなばしアンデルセン公園に連れて行きたいです。季節ごとにいろいろな姿を見せてやりたいと思っています。

201609_tsumura_pf.jpg 津村 晃(つむら あきら) 氏

プロフィール

昭和44年5月 武蔵野市生まれ
平成6年3月 東京大学法学部卒業
平成13年7月 内閣府参事官補佐(国際交流振興担当)
平成15年7月 総務省行政管理局 企画調整課 課長補佐
平成19年7月 総務省人事 恩給局 総務課課長補佐
平成25年6月 総務省 行政評価局 調査官
平成26年7月 経済産業省 経済産業政策局産業施設課長

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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