拠点を地球に日々成長
オープンウォータースイミングのリオ五輪代表として活躍した平井康やすなり翔選手は今年26歳。「市船が大好き!五輪出場の報告ができてうれしい」と7月6日、船橋市役所に市長を表敬訪問の際に話した。
オープンウォータースイミング(OWS)とは、海や湖など自然の中で競う長距離水泳競技。水温、風雨や高波、潮流など過酷な自然環境の中、激しいボディーコンタクトもある競技。同種目での日本人の五輪出場は2012年のロンドン大会で平井さんらが初めて。
平井さんは市船時代に全国高校総体400メートル自由形で頂点に立った。
高校卒業後は、日本ではなじみのないOWSに転向、ロンドン五輪を目指し、日本人初の代表に。ロンドン五輪は15位だったが次のリオ五輪は「市船の先輩、鈴木大地さんのように金メダルをとりたい」とトップを目指している。
明治大学卒業後は朝日ネットに所属。
練習の拠点をOWSの盛んなオーストラリアに移し、日本人がいない環境でスイマーとして人間として自分を磨いた。
「高校時代は英語が嫌いだったので苦労したが、今では世界中でやっていける力を身につけた。若い人は英語だけは勉強したほうがいい」とも。「五輪代表選手になり、世界中の人たちと話ができるようになった。拠点は地球です」と自信にあふれている。
厳しい選手生活を送る一方、オンオフの切り替えを大切にしている。「オフの時はなるべく違う分野の人と会って振り幅を広げるようにしている。ラップが好き。
ファッションも興味がある」と若者らしさをのぞかせる。
平井康翔(やすなり)さん
プロフィール 身長/175センチ
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