2016年07月20日 配信
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西船橋道場 杉浦天来(たから)さん

将来の夢へ少年部の指導と施設でのボランティアを両立

小さいころは喘息を持っていて満足に運動ができなかった天来(たから)さんにとって「武道」はあこがれの場所の一つだった。
中学生になってすぐ、西船橋道場の前を通りかかった時、思い切って入門を決意した。
空手を始めるとすぐに上達を実感、夢中で稽古に通うようになった。
現在、高校の福祉科に通い、小さいころからの「特別支援学校の教員」という夢に向かって児童指導員の資格取得を目指している天来さん。週3日、少年部での指導の手伝いを続けながら、放課後などデイサービス事業所でのアルバイトや障がい者の就労支援事業所へのボランティアなどを精力的にこなす。
「小さい子との接し方は道場で身に付けられたもの。どうやったら覚えてくれるのか、どうやったら自分の方を見てくれるようになるのかなど、子どもたちの指導をすることが全部勉強になります」と、笑顔で話す。
選手として試合に頻繁に出場していた時期と比較すると自分の稽古に使う時間は減ったが、その分落ち着いて将来を見据えることができるようになった。
「私にとっての空手は、精神鍛錬と子どもとの接し方を身に付ける場。空手で学んだことを将来に生かしていきます」と爽やかな笑顔で目標を話す。
「空手のおかげで基礎代謝が上がってダイエット効果があっただけでなく、小さいころにコンプレックスだった運動音痴も解消。体幹をはじめとした基礎筋力がついたので力仕事の多い介護の仕事にも役立っています」とも。

自分の体を動かすだけではない 「指導」によって精神面の自立も

極真会館千葉県北支部では、基本が身に付いた高校生や大学生には、積極的に少年部(幼稚園~小学校低学年)の指導補佐を任せている。教えることでより自分に身に付くこともたくさんあるが、精神面の自立を図る上でも欠かせないことだとしている。

西船橋道場

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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