大切にされている、昔ながらの味、伝統の祭り、人のつながり
神聖な場所特有の凛とした空気が漂う、二宮神社。閑静な住宅街の中にあり、散歩がてらに立ち寄り、参拝していく人も多い。この地区に住む人たちにとって、二宮神社は特別な場所だという。
この地域で行われる千葉県の指定無形民俗文化財「下総三山の七年祭り」は550年も前から続く盛大な祭礼。6年(数えで7年)に1度行われ、今年はその開催年となる。大祭の中で9つの神社の神輿が一堂に集まる様は圧巻であり、その中心地となるのが二宮神社だ。
祭りには10万人以上の見物客が集まり、町は普段の様相とは一変。歩くのも困難なほど混雑する。
「昔に比べ、祭りを見に来る人が増えた。逆に神輿の担ぎ手は減っている。若い世代の人たちがどんどん担いで、伝統の祭 りを守っていってほしい」と話すのは寿司正の大将・中台正次さん。最近は親が高齢だからと戻ってくる若者も多いという。世代交代を繰り返しながら、伝統の文化が守られていくことを願いたい。
宮神社
810~824年に嵯峨天皇の勅命により創建されたと言われている。「下総三山の七年祭り」のほか、「社殿」「神楽」「イチョウの木」などが文化財に指定されている。 |
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小料理てまり
太田市場から直送の刺身3点セットや仙台ラーメン、煮物が来店客から人気。事前予約で弁当にも対応してくれる。昼間はカラオケのみの営業。 |
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花ハウス・パルク
今年で開業22年目のバス通り沿いにある生花店。新鮮な切り花のほか、観葉植物や季節ごとの鉢植えなども扱っている。 |
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船橋三山送信所
NHK千葉放送局、チバテレ、bayfmの親局となる送信所。高さは180m。東京タワーと同じ紅白の外観のため、「リトル東京タワー」とも言われ、三山・田喜野井地区のランドマークとして地元住民から親しまれている。 |
子神社(ねじんじゃ)
1534年(天文4年)創立。下総三山の七年祭りでは、花流しの際に氏子たちがここの境内で神輿をもむ。毎年1月7日には五穀豊穣・厄除け祈願のオビシャという神事が行われる。 |
中華料理 福和
45年続く中華料理店。メニューは50種類以上あり、麺類だけでも16種類。「ここのラーメンは昔ながらの味で最高」と来店客。出前も行う。 |
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寿司正
昔ながらの味を守り、来年で創業40年。「養殖ではなく、天然のマグロ本来の味を楽しんでほしい」と、天然本マグロの提供にこだわっている。 |
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