地域の精神科救急・急性期・慢性期の治療とリハビリテーションを行う病院を目指して

療法人同和会千葉病院は昭和31年に創立された。現在、精神科・神経科・歯科の入院と外来を行っており、千葉県東葛南部地区の精神疾患の救急・急性期・慢性期の治療とリハビリテーションを担う中核病院を目指している。

精神科救急病棟では平成24年に稼動以来、年間約250件の受入を実施している。市内の総合病院からは初期研修医に対して精神科研修を施行、また県内の若手精神科医師の教育研修にも積極的に取り組んでいる。同法人の運営する「高根台メンタルクリニック」「こころの健康クリニック津田沼」などでも診療・カウンセリングを実施し、更に行政の委託事業の船橋市地域活動支援センター「オアシス」や障がい福祉サービス事業所「こんぽーる」などと連携して、患者の仕事や家庭内での不安をフォローする体制を整備している。これまでにも統合失調症や認知症に関する講演を行い、市民への啓発活動を積極的に行ってきた。

認知症疾患医療センターの役割

高齢者の増加により、近年認知症の患者は５００万人を突破すると言われており、認知症患者本人や家族、支える地域での対応が急務とされている。

平成26年10月１日、千葉病院は千葉県の認可を受け、認知症疾患医療センターを設置した。認知症に関わる医療相談、認知症が疑われる患者への初期診断・鑑別診断を行うほか、本人や家族へ認知症との付き合い方についての説明を医師が行う。同時に、認知症の基礎知識や診断、対処法について、市民への啓発活動も行っている。

認知症は早期発見することで、認知症の症状の進行を抑制することができる。「精神科にかかるのをいまだに敬遠される患者さんも多いと思いますが、認知症を早期に発見し、早期の対処を行うことによって、患者さんおよびご家族の不安が軽くなり、在宅での生活の質（QOL）の向上にもつながります」と小松院長は話す。

◆認知症・電話相談窓口

受付／9時～16時30分（木曜・日曜・祝祭日を除く）
047-496-2255

院長／小松尚也 【住　　所】船橋市飯山満町2-508 【電話番号】047-466-2176 【診察時間】平日・土曜日/9：00～11：30 【診察時間】木曜日、日曜日、祝祭日、6月1日（創立記念日）

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