2015年02月01日 配信

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競歩の世界に60才からチャレンジ!22競技大会を全勝した「アジアの鉄人」

今年8月に75才を迎え、マスターズ陸上・競歩・75才~79才までの部に出場した米澤清彦さん。3大タイトルといわれるアジア陸上、全日本陸上、全日本20キロで全て優勝し、大会新記録を打ち出した。
米澤さんは、中学校・高校と水泳部に所属、補欠選手だった。「掃除や選手のケアばかりでした」と当時を振り返る。社会人になり、船橋アリーナの水泳クラブに入会。定年1年前、水泳コーチから、当時まだ出場者が少なかった競歩を進められた。「人生あと30年生きるなら、新しいことをやろうと思いました」と60才から競歩へのチャレンジを決めた。
転身後、4年間トレーニングを積み、78キロあった体重は56キロに、体脂肪も8%台まで絞りこんだ。その後、64才から全国各地での大会に出場し、22競技大会で全て優勝に輝いた。
毎日2時間かけて念入りにストレッチを行い、ルートを変えて15キロを歩き、トレーニング。日々の健康を保つため、週に一度、銭湯で温冷浴を行い、食事は管理栄養士のチェックを受ける。市の健康診断をはじめ、人間ドック、筋力チェックなど徹底してケアをしている。
「アジアの鉄人」「船橋の鉄人」などの異名をもつ米澤さん。75才を迎え、自身がコーチを行う薬円台のスポーツクラブからは「鉄人75号」と名付けられ、ますます元気が出ているという。また、競歩選手としてだけでなく、スポーツ、企業、行政など約19団体で活動、学校での講演も行う。「私が好きな『伝道』という言葉のように、自分がやってきたことを活かして千葉、船橋に恩返ししたい」と満面の笑顔で話した。

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【プロフィール】
1939年  大阪生まれ、後に東京へ
1952年~ 中学・高校は水泳部所属
1968年  結婚を機に船橋へ転居

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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