2014年12月01日 配信

船橋市内を中心に活動するアマチュア合唱団が
加盟する船橋市合唱連盟とは

「千人の音楽祭」や「ふなばしミュージックストリート」実行委員会など
に関わり、さまざまな音楽活動を行っている同団体。その活動を伺った。

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船橋市合唱連盟とはどのような組織ですか?

船橋市の文化向上発展のため、合唱を通じて会員相互の協力及び啓蒙につとめ、合唱音楽の普及発展をはかることを目的として設立されました。アカペラを得意とする少人数のグループから、オーケストラ付きの大曲を専門にする団体まで、現在、船橋市内を中心に活動するアマチュア合唱団43団体・約1000人のメンバーが加盟しています。
船橋は戦後まもなく復興に着手できたこともあり、合唱団の動きが他市と比べてとても速かったんです。当時、近隣都市の中でも群を抜いて立派な施設と言われていた中央公民館のホールも、市内外の多くの団体によって様々な催し物に使われていました。この公民館の落成記念合唱交歓会を開催する為、船橋市の声掛けにより、15の合唱団が集まる形で昭和30年、前身となる「船橋市合唱団体連絡会」が設立されました。
また、千葉県の合唱界における重鎮である秋山日出夫先生と青木八郎先生が歴代の理事長を務めていました。お二人はその頃から市内各地で合唱団の作り方などの講座をしていた事もあり、市内に散らばる合唱団が集まる様にして、現在の船橋市合唱連盟ができたとも言えますね。

どのような活動をしているのですか?

主な活動内容として、加盟団体が日頃の成果を披露する年一回の「船橋市合唱祭」の開催や、講師を招いて発声法や音楽づくりを学ぶ講習会を開催しています。また、「千人の音楽祭」や10月26日に行われた「ふなばしミュージックストリート」の実行委員にも参加し、運営に協力しています。
今年12月7日(日)には、60周年を記念して「歴史と親睦」をテーマに「第60回船橋市合唱祭」を船橋市民文化ホールで行います。加盟団体の演奏に加えて、2団体でミニ合同合唱や、各団長を集めての1日だけのスペシャル合唱団「団長合唱団」、招待演奏「市場小学校音楽部」などを予定しています。入場無料なので、どなたでも気軽に聴きに来てもらえると嬉しいです。
今後の活動目標としては、合唱祭や講習会以外にも団員同士が交流できる場をできるだけ設けていきたいと思っています。

井辻理事長にとっての音楽の街、船橋市とは?

船橋市に住んで39年になります。それまで地元との関係が希薄な私が、縁あって合唱連盟活動に関わるようになり、何をしたら一番喜ばれるか考えました。それは合唱連盟の歴史を振り返り再認識することではないだろうか、と考え、60年という節目の年を利用して早速動き出しました。次の世代の方々の活動の指針になればと思っております。

井辻紀一 氏

・武蔵野音楽大学声楽科卒業東京少年少女合唱団創立第1期生として入隊。以来、創立者である故長谷川新一氏の下で高校卒業までの8年間、グレゴリオ聖歌、中世ルネサンス合唱音楽、バロック音楽などの薫陶を受ける。
・2000年、2004年全日本合唱コンクール一般の部で、アンサンブル・シャロンを指揮し、全国大会出場を果たす。
・2004年 千葉県文化功労賞を受賞
・現職 千葉県合唱連盟顧問、船橋市合唱連盟理事長

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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