2014年12月01日 配信

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救急・予防・在宅の3本柱を強化 地域のホームドクターを目指して

板倉病院は船橋市南部地域に唯一の総合病院で、今年開設75周年を迎える。また、同病院は強化型在宅療養支援病院の指定医療機関だ。厚生労働省から指定を受けている病院は国内約800ヶ所で船橋市内では同病院含め2病院のみ。強化型在宅療養支援病院とは、同病院だけでなく、地域の診療所と連携し、医師又は看護師が自宅で医療が必要とされた患者宅へ出向き、診療を行うことをいう。「数少ない指定医療機関の役目として、同病院が中心となり、船橋の南部地域が一体となった医療体制のモデルを作り国内の他の地域へ発信していきたい」と、梶原理事長。同院は今後、本人が病院から自宅へ戻ったあと、家族と共に安心して生活することができる「癒し、癒される医療」を目指して行く。

職種の壁を超えて連携を

同院は地元のケアマネジャーと連携を取るため、約10年前に南部在宅研究会を発足。医療・介護・福祉という職種を超えた連携を取ることで、南部地域だけでなく、船橋市民にとって「船橋に住んでよかった」と思えるような地域にする事を目指す。2年前に梶原崇弘さんが院長に就任。同院では、若い力でより一層、地域のホームドクターを目指していく方針だ。

新病院のコンセプト

11月4日には新棟も完成。今までの診療科に加えて、皮膚科・呼吸器外科・乳腺外科・腎臓内科などの専門的診療科が加わり、診療科数は17科となった。病床も55床から91床に増床し、多くの患者を受け入れる体制を整備。また、救急部門を拡充し、緊急体制に備えるとともに、内視鏡・腹腔鏡システムを新しく導入することで、医療の質の向上を図る。新病院は「高齢者にやさしい病院」をモットーに、今までよりも広く、充実したリハビリ施設を設置。また、寝たきりの患者のための「機械浴」を新しく設置。予防の分野では、人間ドックに力を入れ、待合スペースの改善など、環境を整備し、よりリラックスしながら健康診断を受けることができる。病院とともに、医療スタッフの若返りを図り、「救急・在宅・予防」の3本柱がより一層強化された体制となった。

理事長/梶原 優(左)、院 長/梶原 崇弘(右)
【住  所】船橋市本町2-10-1
【電話番号】047-431-2662
【診察時間】午前/9:00~12:00(受付は8:30~) 月曜日~土曜日
午後/15:00~17:00 月曜日~金曜日

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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