2014年12月01日 配信

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港の子どもたちだけに伝わってきたもう一つの将棋

宿場の漁師町として古くから栄えてきた 湊町界隈で戦中戦後、子どもたちの間だけで伝えられてきたという「買い将棋」が10月21日、民間図書館の情報ステーションで行われた体験会で復活、一部市民の間でにわかに脚光を浴びている。

「買い将棋」が残っているのは湊町界隈でも「大だいちょう町」と呼ばれた一部の集落のみ。この集落を一歩でも出ると知る人がいないというレアな将棋の指し方だ。当時を知る地元漁師の大野一敏さんは、「昔一緒に遊んだ親戚のアンちゃんでも忘れてる。やり始めたらルールはすぐに思い出すんだけどね」と悪戯っぽい微笑みを見せる。

40枚の駒全てのありかを最初に見せあい、盤上に出された駒から記憶を頼りに知略戦を繰り広げる。

「歩」の枚数と「王将」を出すタイミングが重要なキーになる。「子どもだましだと思って始めてみたけど熱くなりますね」と体験会に参加した男性は笑顔をみせた。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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