2013年08月01日 配信

◆ふなばしこんな会社

88年続くにはワケがある!?

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創業から88年目を迎える風間建設工業所は、風間社長の祖父・風間竹次郎さんが1925(大正14)年に創業した鳶請負業の「鳶とびたけ竹」が祖。火事場で活躍した丸印に平仮名の「て」をあしらった寺町の鳶とびたけ竹の「て組」のトレードマークが、現在ロゴマークとして活躍している。

二代目・風間茂さんの代になり1954(昭和29)年に法人化。公共事業などをメーンに手掛ける総合建設業に衣かえした。「建和会」、「建設業協同組合」など業界団体設立を手掛けてきた茂さんは無類の世話好きで、「建設業界の親父さん」として船橋市の建設業界の発展に寄与してきた。さらに、アマチュアゴルフ協会を作り市民ゴルフ大会を開催するなど、多くの人達に親しまれた。地元建設業者を育ててきた茂さんが66才で急逝、1992(平成4)年に現社長・風間社長が36才で跡を継ぐことになった。
ちょうどその頃は、バブル経済崩壊後の平成大不況に突入したところ。右肩下がりの時代に世間のルールは大きく変わった。現社長の「建設業はサービス業」お客様の利益を第一に考えるという思いのもと、現在の社風に大胆に作り変えた。その経営方針を隅々まで伝えるために、毎年経営計画発表会を社員と下請け会社の社長に向けて開いている。また、社員とのコミュニケーションを重視、昼食会や飲み会などを開催し一芸にひいでた社員がいれば、「先生」に仕立て社内講座を頻繁に開催、先輩社員が後輩社員を無理なく教育できる仕組みを作っている。
今年58才の風間社長の任期は残り2年と少し。4代目の後継者には血縁のない社員を指名している。「会社は公器、社員皆んなのものだから、その力がある人がやらないと大迷惑では?」と、スッキリした笑顔で語る。次の次の社長になれる人を求めて候補者を募集しているという同社、「我こそは」という夢と勇気のある新しい力を待っている。

 


◆株式会社 風間建設工業所

住所 船橋市湊町2-12-3
電話 047-434-2125
代表者 風間新太郎

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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