2013年08月01日 配信

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門主 / 竹田明秀氏

浄土の祭り
お盆はご先祖様に感謝の気持ちを伝えましょう

今日はお祭り、小さい子供たちが提灯を片手に高いお山を登って行きます。

みんな笑顔で楽しそう。でも、ひとり、列には入れず泣いている子供がいます。提灯の火が点かず、みんなと一緒に遊べないと泣いています。ここは浄土、仏様の世界です。幼くして亡くなった子供たちが楽しく遊んでいます。しかし、現世で子供を亡くした母親がいつまでも泣いていると、その涙がロウソクの芯を濡らし、提灯に火を灯せなくなるというのです。子供を亡くしたことは大変に悲しいことですが、いつまでも泣いてばかりおらず、子供のためにもしっかりと生きていかなければいけません。

そう言って、子供を亡くし死をも考え悲しんでいた祖母を近所の方が励ましてくれたそうです。今、私達が元気に生活できるのも、ご先祖様が多くの苦労や悲しみを乗り越えて生きてこられたお陰です。そのご先祖様に感謝の気持ちを伝えるためにも、お盆は私たちにとって大切な行事なのです。

合掌

◇萬徳院 釈迦寺 小室

お釈迦様の教えを宗旨とし、一宗一派にとらわれず、すべての方を受け入れる「みんなのお寺」として、広く門戸を開く。

住所 船橋市小室町3394-3
電話番号 047-457-5400

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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