2012年07月01日 配信

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いざ、働こうと思った時「子どもの預け先がない」
そんな経験はありませんか?!


強度の食べ物アレルギーでポテトフライとヤクルトの生活

我が家の次男は自閉症児である。1歳半検診から引っかかりはじめ、3歳児健診の時は明らかに他の子とは違う我が子を見るのが辛くてすっぽかしてしまった。2学年年上の長男も言葉が出るのは遅かったし、この子もきっと大丈夫!と何度も自分に言い聞かせていたが、市川児童相談所で「広汎性発達障害です」と、ハッキリ断言されてしまった。

その頃の次男は食べ物のこだわりが特に強く、(強度の食べ物アレルギーも持っている)ポテトフライとヤクルトだけで約3年生きていた。今思うと本当に恐ろしい…。癇癪(かんしゃく)もひどくて、一度泣き出したら吐きながら気を失うまで泣き続けるし、ビデオも気に入った物の気に入った場面しか見ない。おもちゃにも人にも興味がないからご機嫌のとりようがない。途方にくれる毎日でほとんど育児ノイローゼ状態に。

その頃、離婚しちゃいました。

もう、この子達には私しかいない!私が死んだらどうなっちゃうの!?長男はともかく、障がい児である次男は!?…という私の心の叫びが私を福祉の世界に誘ったのでしょうね。

まず、私が死んでも生きていけるように船橋市の支援を勉強し、ヘルパーの資格を取得し、私も福祉の世界で働く基盤を作りました。

いざ、働くぞとなった時、どうにもこうにも次男の預け先がない。あっても空きがない。これでは生活に困っても働けないではないか。そんな時紹介で「キッズハウスココ」を知った。理事長の上村さんは快く次男を預る段取りをしてくれ本当に救われた。聞けば彼女は私と同い年で同じくシングルマザー。「すごい!」と感動したのを覚えている。預けはじめるとその楽さにビックリ!学校や家まで迎えに来てくれ、帰りは自宅まで送り届けてくれる。適度に遊ばせてくれるので疲れるのか夜はグッスリ寝てくれる。

その頃、縁あって今の主人と再婚。この主人がビックリな人で、次男を見て「なんでおむつなの?」「何でポテトしか食べないの?」と次男の事でもがき苦しんでいる私に率直な質問をするんです。「え?だってトイレでできないし、ポテトしか食べないし…。」なんてつぶやいてみたら、「努力してんの?」「工夫すればいいんじゃないのと痛いツッコミ…。確かにおっしゃる通りなので、努力と工夫をしてみることにした。

まだ入籍前だったが家庭訪問の時、先生に家でカレーライスを食べさせてもらう計画を2人でたて(学校では少しでも食べているらしく)、食べさせてもらったところ案の定大泣き、大騒ぎだったが最初は、スプーン一口からその日を境に爆発的に食べられる物が増え、本当に驚きでした…。この調子でおむつもあっという間にとれた。

突然、彗星のごとく現れた主人は次男を劇的に変化させ、もやしっ子だった長男をたくましい野球少年に変え、唖然としている私を尻目に「カラをとっぱらってやればいいんだよ。」と涼しい顔…。

ちょうどその頃建築業をしていた主人が不況のあおりを受けていたので、「福祉の仕事してみない?」ともちかけてみた。主人も乗り気になってくれ、ヘルパーの資格はもちろんの事、安全に車での送迎ができるように、自動車普通二種の免許まで取得してくれたので、これはもう事業所立ち上げるしかない!…と今のメロディーに至ったのである。

さて、日中一時支援事業所であるメロディーとは?どんな方が利用しているのかというと…

療育手帳をお持ちの小学一年生から高校三年生までの児童を学校またはお家まで車でお迎え。着替えたりトイレに行った後、おやつを食べゆったり楽しく過ごします。私達は安全に過ごして頂けるよう見守り等行います。 17時になると送迎開始で、それぞれのお家まで安全に送り届けます。月に一回イベントも行っています。先月は成田空港博物館まで行ました。

日中一時支援事業所の他に船橋市で受けられる支援は、お外にマンツーマンで連れて行ってくれる移動支援、療育を行ってくれる児童デイサービス等あります。障がいをお持ちの方もご家族の皆様も船橋市の豊かな支援を受けて充実した毎日を送って頂きたいですね。

株式会社インファーム 福祉事業部メロディー

住所 船橋市前原西1‐4‐7
電話番号 047(411)4512

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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