2011年06月01日 配信

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震災に負けず県大会出場を目指す

震災によりバックネット損壊
地割れの残るグラウンドで県大会を目指す

内野先生は2年前、湊中学校野球部の顧問を引き継いだ。その時、部は存続の危機に晒されていた。当時の2年生は1名、もし新一年生が入ってこなければ大会に出場できないという状況だったのだ。

内野先生が金杉台小学校ソフト部を県ベスト8まで導いた評判を聞きつけたのか、新1年生の入部は20名。存続するに十分な部員数となった。現3年生はその当時の1年生。夏の終わりからレギュラーとして活躍しその力を蓄え続けてきたのだ。

野球好きだからわかる部員の気持ち

内野先生は現在も草野球リーグで活躍する現役。「一生野球と関わりたい」と教員を目指し、野球の指導者になった。野球が好きで好きでたまらない内野先生だから選手の気持ちが良くわかる。「1日に2試合あれば何とか活躍の機会を作る。試合の緊張感が選手を育てる」と語る。この指導方針が、未経験入部の生徒をレギュラー部員に育てあげたのだ。「上に行っても野球を続けてくれたら本望」と先を見据えた指導を心掛ける。

しかし、3月11日の震災で同校は大きな被害を受ける。グラウンドには大きな地割れ、バックネットは倒壊。史上初といえるほど期待のかかる湊中学校野球部は今期、県大会出場を目指し困難を力に変える。尚、取材時点では春季大会ベスト8まで勝ち進んでいる。

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【湊中学校 野球部】

部員数 41人
顧問/内野義孝・手島慎一郎

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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