2010年11月01日 配信

市民が相互に連携を取りあうことが

犯罪防止、孤独死防止、非行防止に役立つ

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8月から船橋東警察署署長に就任された川島氏
警察組織と市民生活の結びつきについて話を伺ってみた。

これまでの仕事で、最も記憶に残っているものは?

卒配(警察学校卒業後最初の配属)は習志野警察署管内の津田沼駅前交番。ここは、船橋警察署(当時)と習志野警察署の両方から警官が配属になる珍しい交番でした。

防犯課時代は、風営適正化法の制定に伴う条例の大幅改正に取り組みました。それまで条例で規定されていた『やってはいけない事』、『やらなければならない事』を細かく定めるようになったため気が付くと本部に泊り込みというのも珍しくない仕事でした。

捜査第一課特殊犯では、平成11年6月にあった京葉銀行津田沼支店立て篭もり事件の記憶が鮮明に残っています。模造刀をもって銀行に立て篭もった犯人の説得に直接あたったのが私でした。

市内に思い入れの深い場所はありますか?

中学生の頃、富里の実家で作ったスイカを出荷組合で東京まで運んだことがありました。トラックの助手席で、まだ満足に舗装もされていなかった成田街道のでこぼこ道を走ったのを覚えています。子どもが出来てからはワンパク王国(現アンデルセン公園)に連れて行ったことを覚えています。

趣味や特技はありますか?

趣味と言えるほどのこともないですが、休日にはホームシアターで映画鑑賞をして過ごすことが多いです。

市民に対して一言お願いします。

市民間の連携が犯罪抑止に大いに役立ちます。隣近所、同じ町会などみんなが顔見知りになっていることで不審者は行動しにくくなります。市民活動などに積極的に参加し交流を深めることはとても大切な事です。コミュニティ作りが、結果として犯罪抑止や安心・安全な街作りにつながるのです。もちろん、独居老人の孤独死対策、青少年の非行防止にも大いに役立ちます。

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【プロフィール】

船橋東警察署 署長

川島邦芳(かわしま くによし)

・昭和27年2月
 千葉県富里村生まれ
 日本大学法学部法律学科 卒業

・昭和51年
 習志野警察署津田沼交番 配属

・昭和55年
 県警本部 防犯課

・平成7年
 県警本部 捜査第一課特殊犯 補佐

・平成20年
 旭警察署 署長

・平成21年8月より現職

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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