船橋市唯一の公立総合病院である
船橋市医療センター
東葛南部地域の三次救急病院(救急救命センター)としての
役割とはどのようなものなのだろうか!?
――医療センターの役割とはどのようなもの?
病院長 医療センターには大きく分けて3つの役割があります。
(1)船橋市唯一の公立総合病院
…人口60万人を越える船橋市。公立総合病院として一般診療窓口の役割。
(2)東葛南部二次医療圏(船橋市、鎌ヶ谷市、習志野市、八千代市、市川市、浦安市)における
三次救急病院(救命救急センター)としての役割
(3)教育研修病院
…医師、看護師などの学生研修の受け入れ、救急救命士の研修など教育 機関としての役割
その他、地域がん診療連携拠点病院として最先端のがん治療を行える設備が整っています。
――地域がん診療連携拠点病院とは?
病院長 診療体制、研修体制、情報提供体制の3項目について指定要件が定められており、各都道府県において、二次医療圏(船橋市は、東葛南部二次医療圏として、鎌ヶ谷市、習志野市、八千代市、市川市、浦安市と同一圏)に1ヵ所程度を目安に整備することが求められているもので、船橋医療センターはこれに当たります。
――何故緩和ケアが必要なのですか?
病院長 がんになると治療に伴う身体の痛み・呼吸苦・吐き気・倦怠感など身体の辛さが生じてきます。また、がんになったことで不安や不眠・抑うつといった精神的苦痛、生きることと死ぬことに対する色々な悩みも生じます。また、患者さんだけでなく家族の精神的・経済的負担も大きくなります。このような様々な問題に直面している患者さんと家族の生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させるために『緩和ケア』があります。緩和ケアは決して終末期のものではなく、がんと診断された早期から行われるものです。患者さんが前向きに生きてゆけるよう支援いたします。
高橋善治(たかはしよしはる)
昭和24年12月生
昭和49年3月 千葉大学医学部卒
昭和51年4月 千葉県立鶴舞病院 心臓血管外科(現県立循環器病センター)
昭和53年4月 国立循環器病センター 循環器外科厚生技官
昭和56年4月 千葉県立鶴舞病院
平成4年9月 千葉大学医学部 第一外科
平成6年4月 船橋市医療センター 心臓外科血管外科部長
平成18年4月 船橋市医療センター 診療局長
平成21年4月より現職
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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