珍しくなった学校の運動部
10年ほど前まで各学校にあった運動部(学校体育という)は、今では少子高齢化や顧問のなり手不足により、自治体やボランティアなどが運営主体のチーム(社会体育という)になってきている。
そんな中、学校が始まる前の朝練、放課後の午後練を毎日のように続けている今では珍しくなった学校体育のチームとして頑張っているのが海神小学校のソフトボール部。
船橋市の代表として8月には市内大会優勝後、県大会、関東大会に進み、並み居る強豪を破り三位の成績を修めた。
大会出場チームのほとんどが、社会体育のクラブチームや選抜チームという中で、昔ながらの学校体育チームが勝ち進むのは並大抵のことではなかったという。
大躍進の秘訣は、『実は専門科目が音楽の平野先生』の熱い指導と、それに応えようと必死に頑張る児童たちの力によるものだという。
平野先生のこだわりが随所に
朝は7時15分~8時まで、午後は16時~18時までを平日の基本練習時間とし、土日に関してはほぼ毎週のように練習試合が占めている。少ない練習時間を有効に使うため部員たちには常に考えながら練習することを要求している。「野球やソフトボールだけでなく私生活や仕事においても見通しをもって主体的にテンポよく行動することは大切。学校体育である以上部活動も教育の一環だと思っています」と平野先生は語ってくれた。
グラウンドが狭かったらその分効率よく練習をする事が求められている。
【海神小学校 ソフトボール部】
部員数38名/顧問平野次郎・足立沙織 学校長 加藤悦子
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