2009年11月01日 配信

子供たちや保護者が安心して頼れる

存在である為に

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船橋市青少年相談員連絡協議会
会長

別府 曉(べっぷさとる)さん

別府さんのご出身は?

 峰台小、宮本中を卒業している地元っ子です。戦後まもなく、曾祖父の代から宮本に住み始めている船橋市民です。生まれも育ちも船橋市なのでとても愛着をもって生活しております。

青少年相談員とはどんな仕事なのですか?

 千葉県知事と船橋市長から委嘱を受けた県並びに市の制度ボランティアです。
 実は誰でも相談員になれると言う訳では無く、25~45歳までの男女で本市の場合は居住している地域の自治会長・町会長さんから推薦を受けた方々が知事並びに市長より委嘱を受けて青少年相談員になることが出来ます。県下では本市を含め4488名が委嘱を受けて活動しております。

主にどの様な活動をしているのですか?

 メインの事業は毎年7月下旬に実施しています「船橋市青少年キャンプ」です。市の広報や各学校に募集要項を配布して市内在住の小学校3年生から中学生までを対象に参加者を募り、毎回様々な場所でキャンプを開催しています。ちなみに今年のキャンプは山梨県の甲武キャンプ場に行ってきました。数を数えると今年で44回目となります。
 その他、船橋市を5つのブロック(東部・西部・南部・北部・中部)に分けて地域ごとに活動を展開しております。地域によっての活動のバリエーションも様々で、公民館祭り、ハッピーサタデー事業、季節毎のキャンプやスキー体験、バスハイク、地元千葉県の海水浴場を利用したサマースクール等々、様々なふれあいを通じ良き理解者として地域の子供たちの健全育成に努めております。

その他何か活動をされていますか?

 はい、大きな所ですと船橋市で実施している「少年少女交歓大会」のサポートや模擬店の出店、勿論、地元町会などのお手伝い等もあります。各ブロック色々な活動を行っています。ところが一般の方々にはあまり知られていないのが実情でもあります。
 青少年相談員の認知度を高めていかないと、親御さんが安心して子供さん達を預けることが出来なくなってしまいます。もっと子供たちが気軽に接してくれる様にならなければ、青少年キャンプ等で子供たちの参加率に大きな差が生まれてしまう様なことに繋がってきます。

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(写真は今年の夏のキャンプの風景)

青少年相談員の引受け手が減ってきていると伺いましたが。

 船橋市は地域活動がとても充実しておりますが、時代背景のせいなのか最近は外で遊ぶ子供も少なくなっています。それに比例してか青少年相談員を受ける人も少なくなっているのです。こういう時代だからこそ、高い意識を持って引き受けてくださる人を探している所でもあります。
 1期3年のボランティアなので、現在仲間に引き続き活動してもらえる様にご案内しておりますが、今期で卒業してしまう方や定年を迎える方も居られます。
 自治会長・町会長からの推薦を頂けないとやることの出来ないボランティアなので、推薦して頂ける様に方々にお声掛けをして努力している次第です。

誰でも出来る訳ではないと言いますと?

 最近は物騒な事件も多く、普通に活動をしていてもピリピリしている親御さん達もいらっしゃいます。子供たちに気軽に挨拶をしても「うちの子に気安く声を掛けないでください!」と言われてしまうこともあります。なんか悲しいですね・・・。
 現在、活動するにあたり、各自身分証となる名札を身につけ、制服のジャンパー(夏場はポロシャツ)を着用しております。一昔前とは相談員のやり方も少なからず変わってきています。私は25歳の時に委嘱を受けて以来、14年間青少年相談員として活動に携わってきました。出来れば定年を迎える時まで活動したいと願っています。
 一見、真面目そうに見えても薬物や凶悪な事件を起こし、高学歴だからといっても子供に手を出す人だっています。近年はご承知の通り教師が児童・生徒にと言った報道も多々あります。
 非常に難しいですが、広く声を掛けても良いことばかりでは無いのが今の時代なのでしょうか・・・。

ますます新しい方を探すのが大変ですね。

 現在、各学校の「おやじの会」育成会等で活躍されている方等を町会・自治会で推薦して頂ける様、働きかけている所でもあります。 また、広報ふなばしで公募も試みてみようとなっております。が、もし応募があっても住んでいる地域のブロック長・青少年相談員連絡協議会・会長等と事務局である教育委員会青少年課職員と面談をし、その後居住地域の会長さんに面談をして頂きたいと考えております。
 青少年の健全育成に対する熱意などを認めてもらって初めて推薦~委嘱となりますから。
 また、学校などにもお声掛けをして保護者の中から意欲的なお方を紹介して頂けたら幸いです。

青少年相談員の活動は毎週あるのですか?

 いいえ、その様なことはありません。
忙しい時期などは2週続いたりもしますが、基本的には各ブロック月に1回、第三土曜日に地元公民館などを利用して定例会を行っています。(通称三土会・さんどかい)
 それぞれ時間は各ブロックまちまちの様ですが、私の所属している南部ブロックでは19時からの開催となっています。定例会の内容は連協(連絡協議会・全体組織)からの報告・連絡事項、各ブロック事業の提案や計画、反省会や各事業の経過報告などあります。

 最後に、鮮やかなブルーのジャンパーが私達青少年相談員のユニフォームです。
 市内の至る所で活動をさせて頂いております。
どうぞ、お気軽に声を掛けてください。また、新しい仲間を現在募っている所です。
 一緒に、「子供たちの輝く姿のために・・・」楽しみながら頑張りましょう!
 詳細をお知りになりたい方が御座いましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
今後とも、市民の皆様、青少年相談員を可愛がってください。よろしくお願い申しあげます。

【船橋市青少年相談員】
船橋市湊町2-10-25

(事務局・船橋市教育委員会生涯学習部青少年課)

電話/047(436)2903

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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