2009年08月01日 配信

hatayama1.jpg民生委員として夏見で約30年
地域のお父さんとして活躍。

夏見地域の民生委員をしていた内山さんから「僕の次はキミに務めてもらいたい」と約束をしていたのがきっかけで民生委員になった。大半の男性民生委員は60歳以上、第二の人生として民生委員になっているのに対して当時の文雄さんは46歳。

以来、文雄さんは夏見地区の高齢者所帯や母子家庭所帯を約30年面倒みてきた。

どんな人にも優しい好人物
そのルーツとは…

文雄さんの実家は、国の天然記念物に指定されている『宝珠の松』で有名な岩手県陸前高田市の華藏寺。8人兄弟の4番目の子として昭和10年11月7日に生まれた。自然の中で奔放に育った文雄さんが大きくなると材木商を営んでいた船橋の親戚から父文秀さんへ「文雄さんを手伝いとして欲しい」と相談がきた。当時15歳だった畑山さんは親元を離れ船橋の街で暮らすことを決めた。材木商は大変な仕事だったが「10年も頑張っていれば所帯も持てるようになるだろうと仕事に精を出しました。小さな頃から自然に囲まれて育ってきたので木の匂いが好きなんです。材木屋は性に合っていたんですね」と当時を振り返る。

想像通り27歳で所帯を持ち、34歳で独立を果たす。正直で嘘のない人柄が評判になり仕事は関東一円に拡大。昭和45年からは新建材(ベニヤなど木材以外の建築材を指す)に手を広げ業容拡大していった。ところが、15歳で船橋にでてきた文雄さんは「事業は60歳まで。その後は福祉の世界に身を置こう」と決めていたのだ。

現在73歳になる文雄さんの趣味は健康法。毎日の日課として朝の早起きと夕食後の散歩を心掛けているが、特に夕食後の散歩では地域の子供たちを見守るパトロールも兼ねているのだという。そういった日々の行動を多くの人が賞賛し平成21年5月19日に天皇陛下から藍綬褒章を頂いた。

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