2009年07月01日 配信

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7月12日(日)~19日(日)の8日間、茨城県つくば市で第20回国際生物学オリンピックが開催される。世界60カ国以上から厳しい予選を勝ち抜いてきた240人の高校生が生物学の知識と技術を競うだけでなく、生物好きな高校生と交流できるイベントだ。今年は日本で開催されるとあって国内でも特に注目されている。

生物学オリンピック

日本代表
大月亮太さん

この『国際生物学オリンピック』日本代表4名の一人に勝ち残ったのが、県立船橋高等学校(船高)3年生の大月亮太さん。    「最初は顧問の石井先生に誘われて参加しました。同じように生物好きな国内の人に出会える事、試験対策や二次試験でみんなに会えた事など楽しい思い出が増えました。今まで日本人が金メダルを取ったことがなかったので僕が最初の金メダルを獲得できるように頑張ります」と大月さんは、オリンピックに対する意気込みを語ってくれた。

SSH(スーパーサイエンス
ハイスクール)とは

大月さんが通学する船高は『スーパーサイエンスハイスクール(SSH)』という国の特別プログラムの指定を受けている。今年は全国で9校がこの指定を受けている。

この指定を受けることで、5年間特別枠での予算が付き、学習指導要領の枠を超えたより高度な学習カリキュラムの構成が可能になり、より独自性を持った高いレベルの研究を行うことが出来るようになる。

優秀な成績を残した生物部の
面々ですが旅費の工面に困っています

ちなみに、これだけの実績を残した船高生物部の面々だが、今年の国際生物学オリンピック二次試験に関して懸念事項があるという。

「二次予選は広島大学で行われるのですが、そこまでの旅費が自腹なんです。せっかく二次試験まですすんでも旅費や滞在費の関係でオリンピック予選参加を見合わせる生徒もいます」と生物部顧問の石井先生は悩みを打ち明けてくれた。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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