2009年06月01日 配信

PCを使った仕事で“働きたい”という

障害者の夢を支援。

 

kaneko1.jpg障害者自立支援法が施行されて3年、この分野に関する先進的な取り組みが話題を呼んでいる施設があります。

当施設では、身体障害・精神障害・知的障害の三障害者が一緒になって作業を行っている点でも専門家から高い評価を受けています。あかねグループに所属している障害者は現在53名(就労継続B型施設のワークアイ・船橋、就労移行支援施設のIT就業支援センター)。就職及び在宅就業するための準備でパソコン教室を受講している障害者と65歳以上の障害者、障害の度合いが深く就業が困難な障害者が年間に120~130名の皆さんがPC訓練を受けています。

就労移行の障害者は就業まで最長2年間ここで訓練のため就業する。視覚障害者はテープ起こしや入力、知的障害者は単純なデータ入力や作業、精神障害者の場合はプログラミングなどそれぞれのもつ障害の特徴にあわせて自分ができる範囲の仕事を請け持ちます。

ここでは障害者が一般企業に就職し、戦力として就業する事ができる様になるまで教育訓練をしています。なぜこのような施設を設立したのかその経緯について理事長の阿部さんと所長の金子さんは「私たちは中途視覚障害者なんです。今まで普通に見えていたものが突然見えなくなったときに死を選ぼうかというくらい本当に落ち込みました。でも、もう一度働きたい。誰かの役に立ちたい。という思いが消えなくて視覚障害でもできるPCを使った仕事をするようになりました」と語ってくれました。視覚障害者を中心に就労を支援するワークアイ・船橋のような施設というものが、前例がなくその後も同じような事業所がないということで社会的貢献度の高さを『社会貢献支援財団』から表彰されました。

ここに就業に来る障害者にとっては『仕事が自分の人生そのものなのだという。自分の居場所がここで、生活にメリハリをつけてくれる場所なのだ』という。ハリのある豊かな人生をおくるために就業している障害者の活き活きとした表情が印象的だった。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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