2009年06月01日 配信

sekome1.jpg骨粗鬆症という病気をご存知ですか。中年以降に多くみられ、患者の八割以上が女性という病気で、骨成形速度(骨をつくる速度)よりも、骨吸収速度(骨をとかす速度)の方が早いことで骨に必要な骨塩が不足し、無数の小さな穴が開いて、しまいには骨がスカスカになってしまう病態のことを言います。骨折は通常外から強い力が加ることで起こるものですが、骨粗鬆症になってしまうと日常生活の中でもすぐに骨折してしまう程骨が弱ってしまいます。

年齢とともに筋力が衰え、骨のカルシウム成分が減ってくると背骨が頭の重さを支えきれなくなって骨は段々とつぶれていき、若い頃と比べると全体の並びが曲がって背中が丸くなってきてしまいます(レントゲン写真(1)の状態)。ただでさえ骨が弱くなっているところに転倒などで大きな負荷がかかるとその部分は、圧迫骨折を生じて潰れてしまいます。

1)

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背骨が曲がってしまうと背筋を伸ばせなくなり、そのまま放置していると歩くことすら困難になってしまうこの症状に対して、今までは抜本的な解決策がありませんでした。ところが、最近になって固定金属の発達と技術的な進歩によって治療を行えるようになったのです。当院では実際に骨粗鬆症を治療し、歩けるようになった患者さんの症例も年間20例以上を数えるようになっています。

具体例を示します。レントゲン写真(2)のように曲がった背骨の部分を削り、金属で固定します。また、骨折している範囲が広いときには、削った部分の代用にチタンの箱を使用し金属で背骨を固定する方法をとることで歩けるようにします。背骨を固定するとは言っても実際の生活では股関節や腰関節などの動きにより生活にはそれ程支障がありません。

2)

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比較的に女性に多い骨粗鬆症ですが、脊椎に関する痛みを抱えているのは女性だけではありません。男性の場合は腰部脊柱管狭窄症という病気に悩まされることが多いのですが、これは背骨の中を通っている神経の管が、加齢によって骨の棘や椎間板や靭帯が膨らんでくることで狭くなって、下肢へいく神経が圧迫されて下肢痛やしびれ、間歇跛行などの症状が生じます。間歇跛行というのは、歩いているうちにだんだんと症状が出てきて歩けなくなってしまう状態の事です。骨粗鬆症の手術例よりも脊柱管狭窄症の手術例のほうが一般的にも多いので腰痛や下肢痛、背骨に関する痛みであればどちらの場合でもお気軽にご相談下さい。

swkome4.jpgのサムネール画像医療法人社団誠馨会 セコメディック病院
整形外科医 渡辺公三

2002年から始めた自転車は、今ではセミプロ級。年に一度のツール・ド・おきなわレースのシニアの部には毎年出場。ライフワークとして週末は80キロ~100キロを走っている。

sekome5.jpg医療法人社団誠馨会
セコメディック病院
船橋市豊富町696-1
陞047-457-9900
URL http://www.secomedic.gr.jp/

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