船橋の魅力は人。住んでいる人たちが
街を盛り上げようとしているから、
そこに魅力を感じます。
教育委員会という組織や教育長というポストには、どこか堅苦しいイメージがある。しかし教育長の石毛成昌さんのお話を聞いてみれば、根底にあるものが人への想いだということがよくわかる。小学校教員、中学校教員、図書館長など様々な職務を果たしてきたからこそ、とても視線が暖かいのだ。
もとは体育の先生でした
大学卒業後、昭和42年から松戸市の常盤平第二小学校で教員をやっていたんです。でも、もともと体育の先生でしたし中学校で部活動をやりたかったので、昭和45年に船橋の二宮中学校の教員になりました。以後は32歳で教育委員会に入り、保健体育課に3年、学務課に14年間。平成6年に若松中学校の校長を担当し、その後は安房出張所所長、千葉出張所所長、千葉県立中央図書館館長、教育次長、船橋中学校校長、そしてここ。いま、一期が終わって二期目の一年目です
ずいぶん異動が多かったんですね。
教員も校長クラスになると異動が多いんですよ。でも、勉強になりました
教育委員会って、どういう組織ですか?
各都道府県と各市町村にそれぞれあって、正確には教育委員会と教育委員会事務局で構成されています。本当の意味での教育委員会は、船橋でいえば教育委員5人からなる会で、私が教育長として所属するのは教育委員会事務局です。教育委員会の事務をつかさどる部署ですね。ですから私も教育長である前に教育委員なんですね。ちょっとわかりにくいかな(笑)
船橋の魅力はなんですか?
住んでいる人に魅力を感じます。私は旭市で生まれ、松戸、船橋、千葉、館山、市原といろんなところに住んだり、勤めたりしてきたんですけど、船橋の人たちはみんなで街を盛り上げようとしていて、特別な感じがします。昔の船橋は宿場町で、他の地域から訪れてくる人を気持ちよく受け入れていたので、その気質が引き継がれているのかもしれませんね
文化も盛んです。
各学校が独自で毎年コンサートを開くなんて、あまりないことです。千人の音楽祭もすごいじゃないですか。私も毎年行きますけど、毎年感動します。
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