2009年04月01日 配信

身体づくりと物づくりに励む障害のある人たちの挑戦

 

紙好き工房空と海では、紙漉き、機織り、刺し子、木工を中心に毎日三十人以上の利用者が元気に働いている。

 

紙漉きでは、原料となる楮(こうぞ)を工房で煮て、機械でつぶして製造をするが、多くは東秩父より取り寄せ、寒さの中紙を漉いている。

 

畳一枚くらいのタペストリー、柿渋紙、もみ紙、はがきなど多くの紙工芸品を創作している。また、竹籠に漉いた紙を張り、絵付けをして柿渋を塗り、各種の一閑張(いっかんばり)を作りつづけているが人気がある。

 

機織りでは、絹、麻、綿、ウールなどを柿渋で染め、糸や布を作り、機を織り、ショール、マフラー、婦人服、タペストリー、バッグなどを生み出している。また、柿渋染めの刺し子も自由で大胆な柄が味わい深く好評である。

 

木工は、堅いケヤキの板をノミでくり抜き、みがき、塗装し、大小さまざまの額を作り、丸みのある温かい仕上がりである。額には工房で漉いた紙に絵を描いて入れる。

 

最近、工房周辺の葛(くず)を採集し、処理して、糸を作り、機を織る、日本古来の葛布づくりにも挑戦しているが、仕上がりも上々である。また、繭玉から糸を作る生絹(きびそ)を織り、布にしたもので服も作っている。

 

工房での作業の他に、マラソン、カヌー、登山、太鼓と獅子舞、ウォーキング、水泳も盛んで、先日も十年以上つづけている、日光戦場ヶ原クロスカントリースキー湯元温泉ツアーに行ってきた。

 

丈夫な身体をつくり、魅力的な物をつくる、紙好き工房空と海の仲間の挑戦はまだまだつづく!!

 

社会福祉法人地蔵会

紙好き工房 空と海

274-0056 船橋市神保町189-1

TEL&FAX047-456-2188

http://homepage2.nifty.com/kamisuki/

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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