2009年03月01日 配信

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佐久間牧場

2年連続高品質生乳生産共励会にて千葉県知事賞を受賞した美味しい牛乳。

今は、ソフトクリームやジェラードでも人気。

船橋の酪農

船橋で生産されたり、穫れたりする船橋自慢の様々な農林水産物を紹介。

今回は、船橋は三咲町にある酪農農家・佐久間牧場に焦点をあててみた。

船橋の酪農事業

減少の一途をたどる

「昔は船橋だけで、40軒もの酪農農家がありました。今は12~3軒ほどでしょうか。様々な問題が、酪農を取り巻く環境を厳しいものにしています」 と、佐久間牧場を経営する社長の佐久間豊さん。

そんな状況の中、高品質な牛乳を生産すると評判の高い佐久間牧場を訪ねてみた。

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高品質な牛乳を作ると評判の酪農農家

新京成線滝不動駅に近い、船橋市三咲町に佐久間牧場はある。牧場の前の道路にはひっきりなしに車が走り、牧場の周囲を見回せば、マンションやビルが望める。ここは、まさに住宅地の真只中にある牧場なのだ。

佐久間牧場に隣接して佐久間あいすくりーむ工房がある。手作りのソフトクリームやジェラードが人気で、いつでも人々で賑わいをみせる。その人気を支えているのが、佐久間牧場が生産する牛乳であることは明らかだ。それもそのはず、平成18年と19年に、高品質生乳生産共励会において、千葉県知事賞を受賞した優秀な牛乳。濃厚で美味しいと評判が高い。

佐久間牧場はもともと農家であったという。現社長の佐久間豊さんで4代目。酪農を始めたのは、先代で乳牛1頭からのスタートだった。序々に牛が増え、農業から酪農専門になり、今は広さ5ヘクタールの敷地に、50頭ほどの乳牛が育てられ、搾乳が行われる。生産された牛乳は主に森永乳業に卸されているという。

優秀な牛乳を生み出す秘けつとは何か。佐久間社長に伺うと、「健康な牛からでないと、良い乳質もたくさんの乳量も望めません。牛の健康状態をきちんと把握し、何かあれば、いかに早く対処するか。細かい目配り、気配りが良い牛乳を作る決め手です」と応えてくれた。

佐久間牧場は、町の中の酪農農家。一年を通じて、多くの人々が見学や散策に訪れる。

「牛を飼っていれば  糞やおしっこの臭いがして当たり前。それを理解してもらうために人が訪ねてくれば見学をしてもらいます。農業でもそうですが、堆肥などの臭いが問題となり、近所とのトラブルが起こると聞きます。

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良質なものを作るには、必要なものがある。生産者と買い手の相互理解が大切ですね」と佐久間豊さんは締めくくった

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大人気のアイスクリーム屋さん

佐久間あいすくりーむ工房

佐久間牧場に隣接するあいすくりーむ工房は、佐久間牧場の生乳を使用したソフトクリームやジェラードが大人気。牧場手作りの味が人々を魅了して、何度も訪れるファンも多いという。特に、天気の良い日などは、牛舎の乳牛と牧場の花畑に咲く花々を見ながら、のんびりとしたひとときを過ごすことができる。

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あいすくりーむ工房の隣では、佐久間さんご夫妻手作りの野菜も販売している。牛糞を利用した良質な堆肥を使用して作った野菜はどれも、新鮮はもちろん、葉肉も厚く、食べても甘いと評判を呼び、これを目当てに訪れる人も多い。

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穫りたての新鮮野菜

旬の新鮮な野菜を販売する佐久間しげ子さん。

その日に収穫された分だけの販売なので、売り切れ次第閉店。栄養いっぱいの旬の野菜を目当てに開店時からお客さんが訪れる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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