2009年02月01日 配信

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津田沼のデッキでメジャーを夢見て歌っていた少年は

凱旋ライブを前に何を思うのか。

シンガーソングライター 小松優一(23) 船橋市松が丘在住

 

長嶋一茂さん主演で話題になった映画『ポストマン』(2008年3月公開)。その主題歌を歌っていたのが船橋市在住のシンガーソングライター小松優一さん。

彼がプロを目指した切欠になったのは、高校1年生の夏休みのある出来事。自分の音楽に行き詰っていた小松は、通りがかりの主婦の「今の曲あなたが作ったの?凄く良かった。私ちょっと落ち込んでいたけど頑張れるわ。」という一言に自分の音楽が持つ力を認識する事が出来た。

そんな小松が最初に音楽にふれたのは、中学校3年生の夏。バザーで友達が演奏しているのを聞いてその日にギターを手に入れた。寝る間も惜しんで毎日5、6時間練習をした。1週間ほどでなんとか『禁じられた遊び』のワンフレーズを弾けるようになった。それが嬉しくて、誰かに聞いてもらいたくて、どうしようもない衝動に駆られて路上へ出た。「あの頃はただ、ひたすら音楽に触れていることが楽しくてギターを弾けることが嬉しくて仕方が無かった」と小松は笑顔で語る。

昨年10月、待ちに待った船橋での凱旋ライブが決った。その頃から小松は再び路上で歌うことを始めた。毎日路上を楽しんでいたあの頃の気持ちを持って船橋のステージで歌うためだ。

 

彼は船橋のライブにかける意気込みをこう語る

「船橋で生まれ育った小松優一はこんな男です。皆さん僕のことを見てください。」近所のおばちゃんも、同級生も、家族も…みんなが見ているステージで小松は全ての思いを出し尽くす。

小松は、ステージの中で何を考えて歌っているのだろう「感情を抑えながら生きてゆかなければならない世の中で、どうしても抑えが利かなくなるときがある。我慢なんてしなくていいんだよ。自分を大切に、もっと素のままの自分をさらけ出してみようよ。」そんなメッセージが小松の澄んだ優しい歌声には込められている。小松の歌には、どこか懐かしい原野や田畑の風景、自然のにおいがいっぱいに詰まっている。彼が育った古和釜地域は船橋市の中でも有数の自然の恵みが豊かな地域。幼少の頃ここで遊んだ記憶が温かい歌声と、その裏にある大自然を感じさせるイメージを作り出しているのだろう。この点、彼は生粋の船橋市民である。

そんな彼が、音楽をやっていて一番充実を感じるのは、「幼稚園のとき先生の伴奏に合わせて、みんなで合唱をしていた時」と同じような一途な気持ちで音楽に触れているときだという。

反対に音楽をやっていることが辛く感じるのは、自分のたどり着きたいところにたどり着けない。思い描いている理想には遠く及ばなくて、もがいても、もがいても結果が出ない時だそうだ。

そんな、思いに駆られる時、小松は生まれ育った船橋の街と、子供の頃に慣れ親しんだ船橋の街を思い出す。小松の胸にある船橋の街に対する思いが、今回の凱旋ライブを心待ちにさせる。

3年ぶりに立つ船橋市民文化ホール。

こんなに広かったっけ!

インタビューの後、船橋市民文化ホールの舞台に立った小松は興奮を抑えきれず即興の生ライブを始めた。本当に歌が好きで、自分の歌が誰かの役に立っている。その実感をもっている小松の歌だから人の心を打つのだろう。これから注目のシンガーソングライター小松優一の活躍はこれからが本番です。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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