支援センターなど、子どもたちを見守るさまざまな施設の人に話を聞き、それぞれが描く「船橋の子どもたちの未来」を語っていただきます!
理事長 田中善之さん
幼稚園から「認定こども園」に移行した大浜幼稚園の田中善之理事長に話を伺った。
大浜幼稚園とはどんな園ですか
昭和39年創設の大浜幼稚園は、子どもの心を育てる教育を第一に考えています。広い園庭を利用して、子どもの全体的な成長にとって一番重要な「あそび」を中心とした「生きる力」を育むためのカリキュラムを実践しています。専門講師による礼儀作法や歌、体操教室、キャンプ、もちつきなど、イベントも充実しています。保護者のサークル活動も盛んで5つのサークルがあります。
今年4月から「幼保連携型認定こども園」に移行しました。
「認定こども園」になった経緯を教えてください
保護者の方から「下の子も通わせたいですが、仕事を始めたので幼稚園には入れられない」などの声を度々聞いていました。子どもたちに私たちの教育を伝え、残していくためにも幼稚園という形にこだわらず、時代の流れに沿って柔軟に動いていかなければならないと感じました。
2000年から預かり保育を、2年前からは夏休みの長期休暇保育も始めていたので、先生方の勤務体系に大きな変化はなく、スムーズに移行できました。またこども園になったことで先生方の手当ても増やすことができました。
保育料は家庭の市民税額により市が決定するので、幼稚園の時と料金体系が変わりました。幼稚園として入園する場合とこども園になったことでの保育料に差が出るかどうか、事前に市の担当者と細かく算出したところ、ほぼ変わらず、保護者の理解も得ることができました。
未来予想図を教えてください
子育て支援のためにも幼稚園も時代と共に変わらなければいけないと思います。こども園になっても保育時間が変わるだけで、クラスも同じですし幼稚園の時と教育内容は同じ。保育園では親が仕事を辞めると途中でも退園しなければいけませんが、こども園では2号が1号になるだけなので、環境の変化はありません。逆に、専業主婦の方が仕事を始めた場合も、1号から2号に変わるだけで環境は同じです。
ありがたいことに仕事をされている保護者の方も普段仕事をしている分、子どものためにも地域にもっと密着したいという方が多く、行事にも積極的に参加してくれているのでうれしく思っています。
※1号認定…保育を必要としてない3~5歳児
※2号認定…保育を必要とする3~5歳児
幼保連携型認定こども園 大浜幼稚園
[ 住所]船橋市薬円台4-6-3
[ 電話]047-466-5720
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください