2015年06月01日 配信

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飾中学校野球部が 春季市民野球大会で優勝

4月29日に夏見運動公園で決勝戦が行われた「平成27年度 船橋春季 市民中学校野球大会」で、葛飾中学校野球部が見事優勝、市内27校のトップになった。

◆あと一歩を飛び越えるために、あらゆる準備をして臨んだ試合

葛飾中学校野球部はいつもあと一歩というところで優勝を逃してきた。関係者からは「もうちょっとだね、あと一歩だね」と言われ続け、部員たちも悔しい思いをしてきたという。
顧問の渋澤文雄先生は、同校に赴任した6年前から同部の顧問を務めている。自身も優勝になかなか手が届かない試合内容に歯がゆさを感じ、「野球を〝準備のスポーツ〞として、起こり得る状況に、どう動けばよいのか、どう対処すべきかを常に指導してきた」と話す。
ノックはさまざまな方向に打たれるボールを取ることに対しての準備だが、同じように走る・打つ・投げることに対してもあらゆるシチュエーションを想定し、対応できるようにしてきた。そのような意識でキャッチボール、バッティング、サインプレーなどの練習をこなし、どんな状況にも慌てずにすむ自信をつけることでメンタル面も強化。
その甲斐あって、今大会の決勝戦では延長戦でサヨナラ勝ちを果たした。「とにかくうれしかった。声を出すことを忘れなかったのがよかったと思う」と主将の坂拓大くんはその時の思いを話してくれた。
現在部員は1年生8人、2年生11人、3年生19人の総勢38人。小学生の時には地域の野球クラブに所属していた生徒がほとんど。今大会の準決勝戦と決勝戦は同日に行われ、多くの学校はピッチャーは変えるが、同校ではバッテリーごとに変え、野手も交替しながら多くの生徒が試合に出た。
練習は月曜の朝練だけが休みで、土日は都内や県内の強豪チームと練習試合を重ねてきた。「強いチームと対戦することで学んだ部分も多くある」と先生。
次の目標は夏の総体で県大会に行くこと。渋澤先生は「今大会は大事な場面で選手たちが勝負強さを発揮してくれた。今回の優勝におごることなく最後の大会に備えてほしい」と話した。

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