けん玉世界チャンピオン 千葉 靖仁くん(12)
好きな技はアクロバティックな「股下キャッチ」。千葉くんが好きなフリースタイル(ダンスを取り入れたアクロバティックなパフォーマンス)パフォーマーで、幼いころから憧れていたデュオけん玉パフォーマー「ず~まだんけ」のEASYさんと一緒に披露することもある
2009年、船橋市生まれ。塚田小学校6年生在学。2015年にけん玉を始め、2018年「KendamaWorldCup」フリースタイル優勝。2019年「KendamaWorldCup」8位、決勝進出。「PROUD新船橋サマーフェスティバル」でけん玉パフォーマンス披露&ワークショップ開催。「Catch&Flow」(フリースタイル世界選手権)2位。2020年、「Catch&Flow」3位。2021年3月「KROMJP」加入。6月「フリースタイルスペース」チームバトル初代王者。8月「KendamaWorldCup」世界チャンピオン獲得
大会史上最高得点、最年少で世界一 「けん玉は楽しくて最高のスポーツ」
船橋出身で現在、小学6年生の千葉くん。6歳の誕生日に叔母にけん玉をプレゼントされるまでは、当時人気のアニメ「妖怪ウォッチ」などで遊ぶごくごく一般的な現代っ子だった。しかし、「プレゼントのけん玉に技のDVDがついていて、それを見ながら練習しているうちに夢中になった」と千葉くんは振り返る。父・浩靖さんは「子どもがゲームばかりしているのは嫌だったがけん玉を選んだのは嬉しかった。競うように一緒に練習したが、あっという間に先越された」と笑う。
今年の夏、千葉くんが世界チャンピオンの座についた「KendamaWorldCup」は、けん玉発祥の地・広島県廿日市(はつかいち)市で2014年から毎年開催されている大会。浩靖さんは「難易度の高い技を選び、自分でメンタルも調整してきたのは成長したなと誇らしかったと話す。例年、優勝者は1600点前後のところ、2131点と大会史上最高得点を最年少で叩き出した。
今年3月からはデンマークのけん玉ブランド「KROMJP」(クロムジャパン)の日本チームに加入し、YASU(ヤス)のプレーヤー名で活躍している。
かっこいいファッションも好きな千葉くんは「KROMのプロチームに入って自分のプロモデルのけん玉を出すのが夢」と話す。「けん玉はすごく楽しくて、世界中の人と友達になれる日本が誇る最高のスポーツ。ぜひみんなも始めてほしい!」と自信に満ちている。
優勝トロフィーとともに。コロナ禍での大会開催で、自宅からオンラインでの参加だったが出演前は緊張でお腹が痛くなったり、本番まで気持ちを調整するのも苦労があったと話す。けん玉検定は最高レベルの「2021マスター1級」を取得。大会前になると1日4~6時間練習する
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