2021年07月28日 配信
ソーシャルワーカーが店主のコミュニティカフェ
「近所の親戚の家」のような居場所づくりを


「あいりす」への入り口はクリニック右側の通路を奥へ進むと現れる

 新京成線高根木戸駅近くに6月15日にオープンしたのが、「コミュニティカフェあいりす」。昨年8月にオープンした、訪問診療や往診もする「ファミリークリニック」と同じ建物内にある。「コミュニティカフェあいりす」の店主・田鎖(たぐさり)暁子さんは、実は「ファミリークリニック」で働くソーシャルワーカーでもある。

 同院では訪問診療の依頼を受け、医師と患者との架け橋として働いている田鎖さんだが、そのキャリアは16年になり、さまざまな背景を持つ人が気軽に来て話ができるような「近所の親戚の家」に行くような感覚の居場所作りたいと、兼ねてから思っていたという。さらに「ここに医療関係者や福祉関係者なども集ってもらい、双方が気軽に話せるようなコミュニティにしていくのが理想です」と田鎖さん。

 相談に来た人に対してファミリークリニックを紹介することもあれば、他の医院や機関を紹介することもあるとのこと。

 1人で食事をする高齢者など大人だけでなく、両親が共働きで1人で夕飯を食べている子どもなどにも、落ち着ける居場所としての役割を担えればという。「カフェを土台にいろいろなことをしていきたいんです」と話す田鎖さん。プライベートな話もできるように、半個室の部屋も用意している。さらに、オストメイト対応トイレや子どものおむつ交換台も用意している。

 メニューは日替わり定食(500円)や軽食のほか、肉や魚を使わない菜食膳(1,000円)も用意する。とろみをつけた介護食や、家族と同じメニューを食べられるようにムース食仕立てにできる機械も導入。いずれも、家族や仲間と食事ができるようにとの配慮になる。定食や菜食膳は田鎖さん自身が毎日違うおかずを数種類作り、来店客が自分で選ぶ形式。いずれは地域の食材も扱っていきたいという。

 営業時間は火曜〜土曜の10時〜21時。毎週月曜から金曜まで、前日までの予約で近隣であれば弁当の配達も可。


店内では知り合いである「アーノルド・フジ・タカムラ」(船橋市芝山)のパン(150 円~ 300 円)、コーヒー(300 円)なども用意する


プライベートな話もできるようにと用意された半個室になったスペース。店内の各所に田鎖さんの気遣いが

取材協力


コミュニティカフェあいりす
店主・田鎖暁子さん
船橋市習志野台1-11-4
TEL 070-1183-1817

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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